風邪の特効薬アオバ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なぜか及川は疑問系で応えた。
ちょっとバツが悪く感じているのかもしれない。
そんな及川の様子が可笑しくて小さく笑うと、彼も同じような笑みを返した。
「薬飲んだ?」
「うん」
「…喉渇かない?」
「さっき起きた時にポカリちょっと飲んだから」
「……栄養ドリンクとか飲んだ方がいいんじゃない?」
「?……」
なんだろうか。
「徹、なんでそんなに何か飲ませようとするの?」
「いやだってさ、男のロマンじゃない」
「へっ?」
「口移し」
「っ?!!!」
いきなり何を言い出すのかこの男は!
「そんなのダメ!」
「えー、なんでー」
「恥ずかしいから!!」
「どうしても?」
「絶対に! ……わぁっ」
突然及川の両手が布団の中に差し込まれたかと思うと抱き上げられた。
そう、所謂(いわゆる)お姫さまだっこというヤツ。
「徹っ、何するの…?!」
「黙ってて」
ちゅっと額に口づけられると及川は幸子を横抱きにしたままベッドに乗った。
そして自分の背中を壁に、幸子を膝の上に降ろすと手を取り指先に口づける。
それはまるで王子(実際大王様だが)が姫にするような優雅な仕種で。
「とおる…っ?!」
「触診してんだから暴れない暴れない」
「ちょ……、んっ」
手の甲、手首、首筋、耳の裏…ちゅっと音を立てて様々な場所に落とされるキスは、遂に唇に到達した。
今までで一番甘いキスに頬の熱さが増す。
「ん、熱い。やっぱり熱があるみたいだね」
「っ、ばか…っ」
それは徹に触れられてるからだよ、と。
幸子が小さな声で囁けば、及川は嬉しそうな笑みを浮かべた。
それは普段の営業用スマイルと違い自然で。
その事実がまた幸子の鼓動を速くさせるのだった。
ちょっとバツが悪く感じているのかもしれない。
そんな及川の様子が可笑しくて小さく笑うと、彼も同じような笑みを返した。
「薬飲んだ?」
「うん」
「…喉渇かない?」
「さっき起きた時にポカリちょっと飲んだから」
「……栄養ドリンクとか飲んだ方がいいんじゃない?」
「?……」
なんだろうか。
「徹、なんでそんなに何か飲ませようとするの?」
「いやだってさ、男のロマンじゃない」
「へっ?」
「口移し」
「っ?!!!」
いきなり何を言い出すのかこの男は!
「そんなのダメ!」
「えー、なんでー」
「恥ずかしいから!!」
「どうしても?」
「絶対に! ……わぁっ」
突然及川の両手が布団の中に差し込まれたかと思うと抱き上げられた。
そう、所謂(いわゆる)お姫さまだっこというヤツ。
「徹っ、何するの…?!」
「黙ってて」
ちゅっと額に口づけられると及川は幸子を横抱きにしたままベッドに乗った。
そして自分の背中を壁に、幸子を膝の上に降ろすと手を取り指先に口づける。
それはまるで王子(実際大王様だが)が姫にするような優雅な仕種で。
「とおる…っ?!」
「触診してんだから暴れない暴れない」
「ちょ……、んっ」
手の甲、手首、首筋、耳の裏…ちゅっと音を立てて様々な場所に落とされるキスは、遂に唇に到達した。
今までで一番甘いキスに頬の熱さが増す。
「ん、熱い。やっぱり熱があるみたいだね」
「っ、ばか…っ」
それは徹に触れられてるからだよ、と。
幸子が小さな声で囁けば、及川は嬉しそうな笑みを浮かべた。
それは普段の営業用スマイルと違い自然で。
その事実がまた幸子の鼓動を速くさせるのだった。