風邪の特効薬アオバ
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「及川って風邪引いたら花束とか抱えてお見舞いに来てくれそう!」
昼休みの何気ない雑談で友人に言われた事がある。
実際及川は爽やかで人当たりも良く、校内にファンクラブもあるような人だ。そういう王子様のような仕種がしっくり来るのも頷ける。
――‥なぜ今になって突然そんな話を思い出したのかと言うと、幸子自身が風邪を引いてしまったからだ。
「情けないなぁ」
ベッドで寝返りを打ちながらボヤく。
ふと時計を見れば16時。
もう部活が始まっている頃だろう。
昼休みの終わり。
幸子は突然悪寒を感じた。
それは段々と酷くなっていき…溜まらず保健室に行けば熱は37.6度。
保健の先生に言われるまま早退して今に至る。
(徹、心配してるかな)
帰宅してすぐベッドに入り、そのまま眠ってしまったので及川にメールもLINEもしていない。
少々過保護な所のある及川は、今頃幸子の早退を知り心配しているかもしれない。
『幸子、体辛くない?』
そんな労りの言葉をかけながら眉を八の字にしているる恋人の姿が目に浮かぶ。
部活終わりにでも確認して貰えば、少しは及川の心配係数を減らせるかもしれない…そう思い携帯を手にした瞬間、ドアが勢い良く開いた。
昼休みの何気ない雑談で友人に言われた事がある。
実際及川は爽やかで人当たりも良く、校内にファンクラブもあるような人だ。そういう王子様のような仕種がしっくり来るのも頷ける。
――‥なぜ今になって突然そんな話を思い出したのかと言うと、幸子自身が風邪を引いてしまったからだ。
「情けないなぁ」
ベッドで寝返りを打ちながらボヤく。
ふと時計を見れば16時。
もう部活が始まっている頃だろう。
昼休みの終わり。
幸子は突然悪寒を感じた。
それは段々と酷くなっていき…溜まらず保健室に行けば熱は37.6度。
保健の先生に言われるまま早退して今に至る。
(徹、心配してるかな)
帰宅してすぐベッドに入り、そのまま眠ってしまったので及川にメールもLINEもしていない。
少々過保護な所のある及川は、今頃幸子の早退を知り心配しているかもしれない。
『幸子、体辛くない?』
そんな労りの言葉をかけながら眉を八の字にしているる恋人の姿が目に浮かぶ。
部活終わりにでも確認して貰えば、少しは及川の心配係数を減らせるかもしれない…そう思い携帯を手にした瞬間、ドアが勢い良く開いた。