風邪の特効薬カラス
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関節の痛みにほとんど眠れなかった。
朝になり熱を計ると案の定――38.2度。
日曜日なので学校はないが部活はある。
部員を支える立場にあるマネージャーが風邪でダウンなんて情けないが、みんなにうつすよりはマシだ。
幸子は欠席の旨を先輩マネージャーである清水に連絡し、ついでに恋人である影山にもメールを送信した。
影山の事だ。
幸子が風邪を引いたと聞けば、後先考えずに訪ねて来てしまうだろう。
主力選手である影山に風邪をうつす訳にはいかない。
自分は大丈夫だから、くれぐれも見舞いには来ないで欲しい。絶対に。
という主旨のメールを送信した後、絶対には余計だったかなと思う。
程なくして届いた影山からの返信はたった一言。
『わかった』
「これだけっ?!」
思わず携帯画面にツッコミを入れてしまった。
(もっと"大丈夫?"とか"お大事に"とかないのかな)
自分で大丈夫だと送ったくせに、相手に優しさを求めてしまう辺り自分が弱っていると感じる。
「飛雄…逢いたいよ…」
涙の膜がジワリと張る。
強がって送信したメール。
本当は逢いたくて仕方ないというのに…。
「飛…雄…」
薬が効いてきたのか、幸子は徐々に眠りへと誘われていった。
朝になり熱を計ると案の定――38.2度。
日曜日なので学校はないが部活はある。
部員を支える立場にあるマネージャーが風邪でダウンなんて情けないが、みんなにうつすよりはマシだ。
幸子は欠席の旨を先輩マネージャーである清水に連絡し、ついでに恋人である影山にもメールを送信した。
影山の事だ。
幸子が風邪を引いたと聞けば、後先考えずに訪ねて来てしまうだろう。
主力選手である影山に風邪をうつす訳にはいかない。
自分は大丈夫だから、くれぐれも見舞いには来ないで欲しい。絶対に。
という主旨のメールを送信した後、絶対には余計だったかなと思う。
程なくして届いた影山からの返信はたった一言。
『わかった』
「これだけっ?!」
思わず携帯画面にツッコミを入れてしまった。
(もっと"大丈夫?"とか"お大事に"とかないのかな)
自分で大丈夫だと送ったくせに、相手に優しさを求めてしまう辺り自分が弱っていると感じる。
「飛雄…逢いたいよ…」
涙の膜がジワリと張る。
強がって送信したメール。
本当は逢いたくて仕方ないというのに…。
「飛…雄…」
薬が効いてきたのか、幸子は徐々に眠りへと誘われていった。