初合宿〜マネ編
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マネージャーは通常業務の他に食事担当などの炊事も兼ねる。
そうした仕事を一緒にこなす内に幸子は他校のマネージャー達と自然と仲良くなっていた。
合宿2日目夜。
マネージャー達は宿泊部屋でお菓子を摘みながらガールズトークを繰り広げていた。山本がいたら泣いて喜びそうな華やいだ空間である。
「でさー、木兎のヤツ私のノート忘れてきてんの。100回も返してって言ってあったのにだよ?!」
部員やマネージャーの仕事の話など、他愛ないものから始まった会話は徐々に各々の恋愛話へと発展していく。
「彼氏にするなら年下年上どっちがいい?」
「断然年上でしょ。頼り甲斐あるし」
「私も。年下は却下」
「えーそうかな。私は年下をぐいぐい引っ張りたい」
年上派の女子2人が「引っ張られたいよねー」と意気投合している。
その会話を尻目に森然高校マネージャー大滝真子が幸子に尋ねた。
「幸子ちゃんは年上と年下どっちがいい?」
「私は同い年がいいかな」
黒尾の姿を浮かべながら幸子が答えた。
確かに同い年って対等な感じするよねー…と大滝が同意してくれる。それを聞いていた梟谷の大食いマネこと白福雪絵。
「ねーねー。木梨ちゃんて彼氏いるの~?」
「――ッ?!!」
分かりやすい動揺を返してしまった為、場にいた全員にイエスだと悟られてしまった。
あーやっぱりいるんだー!と盛り上がられる。
「分かった! その彼、幸子ちゃんと同い年なんでしょ!?」
「う、うん…そう」
「それってウチらとも同い年…高2って事だよね」
突然話の中心になってしまい、幸子は更に激しく動揺した。
自分がマネージャーをしている男子バレー部の、しかも主将がその相手だと知られたら、浮わついていると思われ黒尾に迷惑がかかってしまう…かもしれない。
「どんな人? もしかしてバレー部?!」
「えっ、と……同じ高校の人」
ギリギリ真実を答える。
白福の目がキラリと光った。
「――黒尾君」
「っ、え…っ?!」
ドキッとして白福を見れば――おっとりしてるのに何処か読めない表情。
「彼女いるのかな~?」
「ど、どうなのかな。分からない…けど」
「そういえば黒尾君、木梨ちゃんの事名前で呼んでたよね。仲良いんだ~」
そんな場面を目撃されていたとは。
――誤魔化すしかない!
「それは……幼馴染みだから。私と黒尾くん…と、研磨が」
孤爪は名前で呼んでしまったがもう良しとしよう。黒尾との仲がバレないのが最重要だ。
「へえ、3人は付き合い長いんだね」
「うん、そうなんだ」
生川マネ宮ノ下に笑いかけた自分の笑顔は多少引きつっていたかもしれない。
ダメだ。なんとか話題を変えなくては。
「それよりさ、そろそろお風呂行かない?」
ちょうど他のマネージャー達もさっぱりしたいと考えていたらしく、話題を逸らした事は突っ込まれずに済んだ。
幸子は内心ホッとしながら風呂の仕度を始めた。
そうした仕事を一緒にこなす内に幸子は他校のマネージャー達と自然と仲良くなっていた。
合宿2日目夜。
マネージャー達は宿泊部屋でお菓子を摘みながらガールズトークを繰り広げていた。山本がいたら泣いて喜びそうな華やいだ空間である。
「でさー、木兎のヤツ私のノート忘れてきてんの。100回も返してって言ってあったのにだよ?!」
部員やマネージャーの仕事の話など、他愛ないものから始まった会話は徐々に各々の恋愛話へと発展していく。
「彼氏にするなら年下年上どっちがいい?」
「断然年上でしょ。頼り甲斐あるし」
「私も。年下は却下」
「えーそうかな。私は年下をぐいぐい引っ張りたい」
年上派の女子2人が「引っ張られたいよねー」と意気投合している。
その会話を尻目に森然高校マネージャー大滝真子が幸子に尋ねた。
「幸子ちゃんは年上と年下どっちがいい?」
「私は同い年がいいかな」
黒尾の姿を浮かべながら幸子が答えた。
確かに同い年って対等な感じするよねー…と大滝が同意してくれる。それを聞いていた梟谷の大食いマネこと白福雪絵。
「ねーねー。木梨ちゃんて彼氏いるの~?」
「――ッ?!!」
分かりやすい動揺を返してしまった為、場にいた全員にイエスだと悟られてしまった。
あーやっぱりいるんだー!と盛り上がられる。
「分かった! その彼、幸子ちゃんと同い年なんでしょ!?」
「う、うん…そう」
「それってウチらとも同い年…高2って事だよね」
突然話の中心になってしまい、幸子は更に激しく動揺した。
自分がマネージャーをしている男子バレー部の、しかも主将がその相手だと知られたら、浮わついていると思われ黒尾に迷惑がかかってしまう…かもしれない。
「どんな人? もしかしてバレー部?!」
「えっ、と……同じ高校の人」
ギリギリ真実を答える。
白福の目がキラリと光った。
「――黒尾君」
「っ、え…っ?!」
ドキッとして白福を見れば――おっとりしてるのに何処か読めない表情。
「彼女いるのかな~?」
「ど、どうなのかな。分からない…けど」
「そういえば黒尾君、木梨ちゃんの事名前で呼んでたよね。仲良いんだ~」
そんな場面を目撃されていたとは。
――誤魔化すしかない!
「それは……幼馴染みだから。私と黒尾くん…と、研磨が」
孤爪は名前で呼んでしまったがもう良しとしよう。黒尾との仲がバレないのが最重要だ。
「へえ、3人は付き合い長いんだね」
「うん、そうなんだ」
生川マネ宮ノ下に笑いかけた自分の笑顔は多少引きつっていたかもしれない。
ダメだ。なんとか話題を変えなくては。
「それよりさ、そろそろお風呂行かない?」
ちょうど他のマネージャー達もさっぱりしたいと考えていたらしく、話題を逸らした事は突っ込まれずに済んだ。
幸子は内心ホッとしながら風呂の仕度を始めた。