寒空の下でも温かい心
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今日の部活は午前中で終了したので、午後から恋人と逢う約束をした。
(早く来すぎちゃったな)
自然公園の入口。
携帯で時間を確認すると、約束の時間までまだ少しあった。
デートの事を考えると居ても立ってもいられなくて早めに来てしまったのだ。
今年は影山と付き合って初めてのクリスマス。
浮き足立たない訳がない。
クリスマスプレゼントは誕生日と兼用だったので特に用意していないが(影山本人も了承済みだ)、ケーキくらいは用意しておくべきだったか。
などと考えていたら、不意に名前を呼ばれた。
「幸子」
待ち望んだ恋人の登場に振り返ると、私服の彼。
グレーのピーコートに黒のボトムスを合わせたファッションは、シンプルながら影山によく似合っている。そして極めつけに幸子が誕生日にプレゼントしたマフラーと手袋をしてくれていた。
そんな愛しい恋人は、なぜか幸子を凝視したまま固まっている。
「……」
「飛雄…?」
「……いや、私服の幸子って見慣れねーから」
「変かな?」
「いやいや。そんな事ねーって! すげーかわいい!」
「っ…」
「…っ」
2人して真っ赤になり押し黙ってしまった。
その沈黙が可笑しくて、幸子は小さく笑った。
「飛雄も…かっこいいよ」
「さんきゅ」
「それに…マフラーと手袋。早速つけてくれてありがとう」
「幸子からのプレゼントだからな」
照れたように、でも真っ直ぐに言い切ってくれる影山を愛しく想う。
(早く来すぎちゃったな)
自然公園の入口。
携帯で時間を確認すると、約束の時間までまだ少しあった。
デートの事を考えると居ても立ってもいられなくて早めに来てしまったのだ。
今年は影山と付き合って初めてのクリスマス。
浮き足立たない訳がない。
クリスマスプレゼントは誕生日と兼用だったので特に用意していないが(影山本人も了承済みだ)、ケーキくらいは用意しておくべきだったか。
などと考えていたら、不意に名前を呼ばれた。
「幸子」
待ち望んだ恋人の登場に振り返ると、私服の彼。
グレーのピーコートに黒のボトムスを合わせたファッションは、シンプルながら影山によく似合っている。そして極めつけに幸子が誕生日にプレゼントしたマフラーと手袋をしてくれていた。
そんな愛しい恋人は、なぜか幸子を凝視したまま固まっている。
「……」
「飛雄…?」
「……いや、私服の幸子って見慣れねーから」
「変かな?」
「いやいや。そんな事ねーって! すげーかわいい!」
「っ…」
「…っ」
2人して真っ赤になり押し黙ってしまった。
その沈黙が可笑しくて、幸子は小さく笑った。
「飛雄も…かっこいいよ」
「さんきゅ」
「それに…マフラーと手袋。早速つけてくれてありがとう」
「幸子からのプレゼントだからな」
照れたように、でも真っ直ぐに言い切ってくれる影山を愛しく想う。