幼馴染み‼︎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
孤爪家の彼の部屋にお邪魔する。
黒尾がいない状態で孤爪の部屋にあがるのは随分久しぶりだ。
事情を聞き終えると孤爪は小さく息を吐いた。
「宮城になんて行きたくない。ここに居たいよ…」
膝を抱えた幸子の目に、またもじわりと涙の膜が張る。
「クロには話した?」
幸子が首を横に振る。
「なんで?」
「……なんか言い辛い」
「でも真っ先に言わなきゃいけない相手でしょ」
そうだ。幸子が引っ越してしまえば黒尾が掲げる3人の夢も終わってしまう。
「分かってる……けど」
「幸子が嫌なのって引っ越すこと? それともクロに逢えなくなること?」
「っ…!!」
ずっと秘めてきた大切な気持ち。
それはきっと、孤爪に見透かされていて。
「だって、クロも研磨も…ずっと一緒だったから」
「だからこれからもクロと一緒にいたいんでしょ?」
「……っ」
隠しても無駄だ。
幸子は素直に頷いた。
「それなら尚更クロにちゃんと話さないと。幼馴染みなだけじゃ、ずっと一緒にいられないよ」
「研磨…」
彼の言う通りだ。
孤爪は自分よりもずっと幸子の事を理解してくれている。
「研磨。私ね、クロだけじゃなくて研磨とだって離れたくないんだよ?」
「うん、ちゃんと分かってる」
そう言って小さく笑みを見せた幼馴染みの存在が心強く。とても大切だと感じた。
黒尾がいない状態で孤爪の部屋にあがるのは随分久しぶりだ。
事情を聞き終えると孤爪は小さく息を吐いた。
「宮城になんて行きたくない。ここに居たいよ…」
膝を抱えた幸子の目に、またもじわりと涙の膜が張る。
「クロには話した?」
幸子が首を横に振る。
「なんで?」
「……なんか言い辛い」
「でも真っ先に言わなきゃいけない相手でしょ」
そうだ。幸子が引っ越してしまえば黒尾が掲げる3人の夢も終わってしまう。
「分かってる……けど」
「幸子が嫌なのって引っ越すこと? それともクロに逢えなくなること?」
「っ…!!」
ずっと秘めてきた大切な気持ち。
それはきっと、孤爪に見透かされていて。
「だって、クロも研磨も…ずっと一緒だったから」
「だからこれからもクロと一緒にいたいんでしょ?」
「……っ」
隠しても無駄だ。
幸子は素直に頷いた。
「それなら尚更クロにちゃんと話さないと。幼馴染みなだけじゃ、ずっと一緒にいられないよ」
「研磨…」
彼の言う通りだ。
孤爪は自分よりもずっと幸子の事を理解してくれている。
「研磨。私ね、クロだけじゃなくて研磨とだって離れたくないんだよ?」
「うん、ちゃんと分かってる」
そう言って小さく笑みを見せた幼馴染みの存在が心強く。とても大切だと感じた。