幼馴染み‼︎
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幼馴染み3人組は成長し中学生になった。
勿論3人揃ってバレーボール部に所属している。黒尾と孤爪が選手で幸子はマネージャー。
幼い日に黒尾が宣言した通り、3人はバレーボールを続けていた。
バレーボール部は人数も試合できるギリギリしかおらず、ましてや強豪な訳でもなかったが、皆仲が良く、とても楽しく部活動をおこなえる環境だった。
後に出逢う山本いわく「ヤル気無し男」の孤爪でさえ、楽しそうな雰囲気で部活をしていたくらいだ。
「幸子、帰るぞ」
鞄を掴んだ黒尾が隣席の幸子に声をかけた。2人は三年間ずっと同じクラスという運命的な縁で、今もこうして一緒に行動している。
「部活に顔出してっていい? 家庭科の授業で作ったクッキー、みんなに差し入れしたいんだ」
「あれー…俺の分はー?」
「クロにはさっき別にあげたでしょ」
「だから足りないっつってんの」
「手を出してもだーめ。もう研磨やみんなにあげる分しかないんだから」
「そいつは残念だぜ」
ニヤリと笑った黒尾が席から立ち上がるのを見計らって幸子も席を立つ。まだ残っていた友人達に挨拶をして教室を出た。
「あいつらちゃんと練習してっかなー」
「日曜の練習試合が新生バレー部の初陣だもんね」
日曜には3年が引退して初めての練習試合がある。
今年は1年生が4人も入部してくれた。
相変わらずギリギリではあるが、おかげで自分達3年が抜けてもバレーボール部は試合に出場できるのだ。本当に良かった。
引退した後も、黒尾と幸子は受験勉強の合間を縫ってよく部活に顔を出していた。
そうして僅かな時間後輩たちを激励してまた受験生に戻る。
「早く合格して思いきりバレーやりてぇな」
「その為に受験勉強してるんだもんね」
2人が選んだ志望校は都立音駒高校だった。
練馬区にある共学校で少し前まで強豪校であったという。
音駒を強く希望したのは黒尾だった。
「面白い学校なんだ。烏野高校ってライバルがいてさ、ネコとカラスの"ゴミ捨て場の決戦"なんて繰り広げてたらしいぜ」
かなりいろんな学校(のバレー部)をサーチしたのだろう。黒尾は本当にバレーボールが好きなんだと感じる。
そんな黒尾と同じ高校に入れたら、すごく…幸せだ。
勿論3人揃ってバレーボール部に所属している。黒尾と孤爪が選手で幸子はマネージャー。
幼い日に黒尾が宣言した通り、3人はバレーボールを続けていた。
バレーボール部は人数も試合できるギリギリしかおらず、ましてや強豪な訳でもなかったが、皆仲が良く、とても楽しく部活動をおこなえる環境だった。
後に出逢う山本いわく「ヤル気無し男」の孤爪でさえ、楽しそうな雰囲気で部活をしていたくらいだ。
「幸子、帰るぞ」
鞄を掴んだ黒尾が隣席の幸子に声をかけた。2人は三年間ずっと同じクラスという運命的な縁で、今もこうして一緒に行動している。
「部活に顔出してっていい? 家庭科の授業で作ったクッキー、みんなに差し入れしたいんだ」
「あれー…俺の分はー?」
「クロにはさっき別にあげたでしょ」
「だから足りないっつってんの」
「手を出してもだーめ。もう研磨やみんなにあげる分しかないんだから」
「そいつは残念だぜ」
ニヤリと笑った黒尾が席から立ち上がるのを見計らって幸子も席を立つ。まだ残っていた友人達に挨拶をして教室を出た。
「あいつらちゃんと練習してっかなー」
「日曜の練習試合が新生バレー部の初陣だもんね」
日曜には3年が引退して初めての練習試合がある。
今年は1年生が4人も入部してくれた。
相変わらずギリギリではあるが、おかげで自分達3年が抜けてもバレーボール部は試合に出場できるのだ。本当に良かった。
引退した後も、黒尾と幸子は受験勉強の合間を縫ってよく部活に顔を出していた。
そうして僅かな時間後輩たちを激励してまた受験生に戻る。
「早く合格して思いきりバレーやりてぇな」
「その為に受験勉強してるんだもんね」
2人が選んだ志望校は都立音駒高校だった。
練馬区にある共学校で少し前まで強豪校であったという。
音駒を強く希望したのは黒尾だった。
「面白い学校なんだ。烏野高校ってライバルがいてさ、ネコとカラスの"ゴミ捨て場の決戦"なんて繰り広げてたらしいぜ」
かなりいろんな学校(のバレー部)をサーチしたのだろう。黒尾は本当にバレーボールが好きなんだと感じる。
そんな黒尾と同じ高校に入れたら、すごく…幸せだ。