夏合宿‼︎ 3日目
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「「俺も入れて下さいっ!!」」
体育館の入口にほぼ同時に現れた日向と灰羽を加え、黒尾の提案で3対3を行う事となった。
「ブロック極力"横っ跳び"すんなー!間に合う時はちゃんと止まって上に跳べー!」
「―ハイ」
同じネコチームの月島に黒尾からアドバイスが飛ぶ。すぐにアドバイスを自分の中に落とし込んだ月島は、日向のスパイクを見事なブロックでドシャットした。
(すごい…!!)
月島の完璧なブロックは勿論だが、何より黒尾のアドバイスが的確すぎる。
元々面倒見の良い黒尾だが他校の後輩相手にもそれは健在だった。
やはり黒尾は純粋に月島を育てようと世話を焼いていただけなのだ。…月島に妙なヤキモチを妬いていた自分を恥じる。
「あの~…そろそろ切り上げないと、食堂閉まって晩ごはんおあずけデスヨー」
その時、入口からひょっこりと顔を覗かせた梟谷のマネージャー雀田の言葉に一同は動きを止めた。
熱戦を繰り広げていた両チームではあったが、腹が減っては戦は出来ぬ。試合は明日に持ち越しとなった。
(あれ、日向くんが…)
夕飯へと向かう一同の最後尾についた日向は、何処か不服そうな、残念そうな表情を覗かせていた。おそらくもっと3対3を続けたかったのだろう。
何かかけるべき言葉を探していると、日向の後ろを歩いていた黒尾が彼を追い抜き様に声をかけた。
「チビちゃん、続きはまた明日、な」
「!!」
見る見る日向の表情が明るさを取り戻す。
(鉄朗…)
意外と人をよく見ている黒尾の、時折見せるさりげない気遣い。彼のそういう所がたまらなく大好きなのだ。
体育館の入口にほぼ同時に現れた日向と灰羽を加え、黒尾の提案で3対3を行う事となった。
「ブロック極力"横っ跳び"すんなー!間に合う時はちゃんと止まって上に跳べー!」
「―ハイ」
同じネコチームの月島に黒尾からアドバイスが飛ぶ。すぐにアドバイスを自分の中に落とし込んだ月島は、日向のスパイクを見事なブロックでドシャットした。
(すごい…!!)
月島の完璧なブロックは勿論だが、何より黒尾のアドバイスが的確すぎる。
元々面倒見の良い黒尾だが他校の後輩相手にもそれは健在だった。
やはり黒尾は純粋に月島を育てようと世話を焼いていただけなのだ。…月島に妙なヤキモチを妬いていた自分を恥じる。
「あの~…そろそろ切り上げないと、食堂閉まって晩ごはんおあずけデスヨー」
その時、入口からひょっこりと顔を覗かせた梟谷のマネージャー雀田の言葉に一同は動きを止めた。
熱戦を繰り広げていた両チームではあったが、腹が減っては戦は出来ぬ。試合は明日に持ち越しとなった。
(あれ、日向くんが…)
夕飯へと向かう一同の最後尾についた日向は、何処か不服そうな、残念そうな表情を覗かせていた。おそらくもっと3対3を続けたかったのだろう。
何かかけるべき言葉を探していると、日向の後ろを歩いていた黒尾が彼を追い抜き様に声をかけた。
「チビちゃん、続きはまた明日、な」
「!!」
見る見る日向の表情が明るさを取り戻す。
(鉄朗…)
意外と人をよく見ている黒尾の、時折見せるさりげない気遣い。彼のそういう所がたまらなく大好きなのだ。