夏合宿‼︎ 3日目
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昨日まで黒尾の傍にいたくてあれこれ手を尽くしていたのに、まさかこんなに堂々と傍にいられるなんて……素直に幸せだ。
「あのね、ありがとう」
「ん?」
「私も自主練に参加させてくれて」
「実際マネージャーが居てくれりゃ色々助かるからなー」
「うんっ。みんなが練習しやすいように頑張ってサポートするね」
「おう、頼りにしてる」
「幸子ちゃーん!ドリンク、もーイッぽーん!」
「……木兎がお前にベタベタすんのはムカつくけど」
二杯目のドリンクを求めて話に割り入ってきた木兎に対し、黒尾は苦虫を噛み潰したような表情を見せた。それから気を取り直した様に振り切ってキョロキョロと辺りを見渡す。
直ぐに探していた人物は見つかった。
「おーい、ツッキー」
「ハイ」
一人離れた場所で休憩していたメガネ男子が、短く返事をして大股で近づいてきた。
メガネ男子は黒尾、幸子と向かい合う形で立つ。
それにしても――近くで見るとやはり彼は圧巻だ。黒尾より大分痩せてはいるが身長は黒尾より高い。
「ホラ、挨拶」
「?……月島です」
促されるままメガネ男子…月島が幸子に軽く頭を下げた。
なぜ今更挨拶を要求されるのかという、訝しげな表情をしている。
「私は音駒のマネ…「こいつは木梨幸子。俺のカノジョ」
挨拶を返そうとすれば、遮られるように黒尾に紹介された。
いきなり恋人だと宣言されたにも関わらず、月島は特に興味なさそうに「はあ」と相槌を打った。
「んでもって、俺の未来のお嫁さーん!」
「いやなんねーよ!話の流れ完全におかしいだろ?!」
幸子の側で嬉々としてドリンクを飲んでいた木兎が片手を高々と挙げ話に入ってきたが、すぐに黒尾に蹴散らされてしまう。だが真っ直ぐな木兎は些細な事ではめげない。
「未来は分っかんねぇじゃん。幸子ちゃんが俺の魅力に気づいて2人が結ばれる日が来るかもしんねーだろ!」
「その根拠のない自信、どっから湧いてくるんだよ」
「…あの、他に用がないなら戻ります」
黒尾と木兎のやりとりに多少呆れながら、月島はさっさとその場を離れた。
(でも、なんでわざわざツッキーくんに私を紹介してくれたのかな?)
……しかも赤面必至の方法で。
もしかしたら――と幸子は思う。
月島にヤキモチを妬いていた自分を安心させる為、わざと黒尾は幸子が恋人であると月島に告げたのであろうか。
「あのね、ありがとう」
「ん?」
「私も自主練に参加させてくれて」
「実際マネージャーが居てくれりゃ色々助かるからなー」
「うんっ。みんなが練習しやすいように頑張ってサポートするね」
「おう、頼りにしてる」
「幸子ちゃーん!ドリンク、もーイッぽーん!」
「……木兎がお前にベタベタすんのはムカつくけど」
二杯目のドリンクを求めて話に割り入ってきた木兎に対し、黒尾は苦虫を噛み潰したような表情を見せた。それから気を取り直した様に振り切ってキョロキョロと辺りを見渡す。
直ぐに探していた人物は見つかった。
「おーい、ツッキー」
「ハイ」
一人離れた場所で休憩していたメガネ男子が、短く返事をして大股で近づいてきた。
メガネ男子は黒尾、幸子と向かい合う形で立つ。
それにしても――近くで見るとやはり彼は圧巻だ。黒尾より大分痩せてはいるが身長は黒尾より高い。
「ホラ、挨拶」
「?……月島です」
促されるままメガネ男子…月島が幸子に軽く頭を下げた。
なぜ今更挨拶を要求されるのかという、訝しげな表情をしている。
「私は音駒のマネ…「こいつは木梨幸子。俺のカノジョ」
挨拶を返そうとすれば、遮られるように黒尾に紹介された。
いきなり恋人だと宣言されたにも関わらず、月島は特に興味なさそうに「はあ」と相槌を打った。
「んでもって、俺の未来のお嫁さーん!」
「いやなんねーよ!話の流れ完全におかしいだろ?!」
幸子の側で嬉々としてドリンクを飲んでいた木兎が片手を高々と挙げ話に入ってきたが、すぐに黒尾に蹴散らされてしまう。だが真っ直ぐな木兎は些細な事ではめげない。
「未来は分っかんねぇじゃん。幸子ちゃんが俺の魅力に気づいて2人が結ばれる日が来るかもしんねーだろ!」
「その根拠のない自信、どっから湧いてくるんだよ」
「…あの、他に用がないなら戻ります」
黒尾と木兎のやりとりに多少呆れながら、月島はさっさとその場を離れた。
(でも、なんでわざわざツッキーくんに私を紹介してくれたのかな?)
……しかも赤面必至の方法で。
もしかしたら――と幸子は思う。
月島にヤキモチを妬いていた自分を安心させる為、わざと黒尾は幸子が恋人であると月島に告げたのであろうか。