夏合宿‼︎ 2日目 夜食
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「だとさ」
谷地が完全に退室したのを見計らい、黒尾は肩を竦めた。更にニヤニヤと続ける。
「俺達のカンケー、あの子にも知られちまったなー」
その口調は楽しげだ。完全にこの状況を楽しんでいる。
「………?」
まだ己の胸に顔を埋めたまま何も言わない幸子を不審に思い覗き込めば、真っ赤になった彼女はきゅっと黒尾の服を掴み泣きそうな顔をしていた。
「幸子?」
「ご、ごめんなさい…っ、合宿中なのに…。私、こんな……」
谷地に目撃され、羞恥と同時に罪悪感も感じていた。
大切な合宿中なのに…。状況や場所を考えず黒尾に甘えてしまった。
自分は選手をサポートする立場にあるマネージャーだというのに、一体何をしているのだろう。不謹慎すぎる。これでは本末転倒ではな――‥
「いたっ」
「幸子。お前考えすぎだっつーの」
額をぴんっと軽く弾かれた事により、幸子の思考は止まった。
黒尾はよいしょと座り込み、抱いていた幸子は己の膝上に座らせる。
「だって私のせいで仁花ちゃんにバレて……鉄朗にも迷惑がかかっちゃう…!!」
「迷惑なんてかかんねぇよ。それにバレちまったのは俺達2人の責任だろーが」
幸子の意見をドシャットしてから、黒尾はまた楽しげな顔を覗かせる。
「ま、心配しなくても、あの烏野のマネージャーが誰かに話すなんて有り得ないだろ。スゲー慌てようだったぞ。あの子もお前も」
そう言って黒尾は豪快に笑った。
言われてみれば、確かに谷地が誰かに話すとは考えにくい。そう思ったら、罪悪感は多少あれど、心に少しだけ余裕が出てきた。
「な?心配事なんてなんもないだろ?」
「うん……っ」
ニッと笑った黒尾に釣られるように幸子も小さく笑みを見せる。
黒尾の言葉が幸子を元気にしてしまうのは、幼少期から変わらない。
「‥――つーワケで、充電再開」
「ええっ?!!」
そうしてまた、黒尾は嬉々として幸子の唇を塞ぎにかかったのだった。
谷地が完全に退室したのを見計らい、黒尾は肩を竦めた。更にニヤニヤと続ける。
「俺達のカンケー、あの子にも知られちまったなー」
その口調は楽しげだ。完全にこの状況を楽しんでいる。
「………?」
まだ己の胸に顔を埋めたまま何も言わない幸子を不審に思い覗き込めば、真っ赤になった彼女はきゅっと黒尾の服を掴み泣きそうな顔をしていた。
「幸子?」
「ご、ごめんなさい…っ、合宿中なのに…。私、こんな……」
谷地に目撃され、羞恥と同時に罪悪感も感じていた。
大切な合宿中なのに…。状況や場所を考えず黒尾に甘えてしまった。
自分は選手をサポートする立場にあるマネージャーだというのに、一体何をしているのだろう。不謹慎すぎる。これでは本末転倒ではな――‥
「いたっ」
「幸子。お前考えすぎだっつーの」
額をぴんっと軽く弾かれた事により、幸子の思考は止まった。
黒尾はよいしょと座り込み、抱いていた幸子は己の膝上に座らせる。
「だって私のせいで仁花ちゃんにバレて……鉄朗にも迷惑がかかっちゃう…!!」
「迷惑なんてかかんねぇよ。それにバレちまったのは俺達2人の責任だろーが」
幸子の意見をドシャットしてから、黒尾はまた楽しげな顔を覗かせる。
「ま、心配しなくても、あの烏野のマネージャーが誰かに話すなんて有り得ないだろ。スゲー慌てようだったぞ。あの子もお前も」
そう言って黒尾は豪快に笑った。
言われてみれば、確かに谷地が誰かに話すとは考えにくい。そう思ったら、罪悪感は多少あれど、心に少しだけ余裕が出てきた。
「な?心配事なんてなんもないだろ?」
「うん……っ」
ニッと笑った黒尾に釣られるように幸子も小さく笑みを見せる。
黒尾の言葉が幸子を元気にしてしまうのは、幼少期から変わらない。
「‥――つーワケで、充電再開」
「ええっ?!!」
そうしてまた、黒尾は嬉々として幸子の唇を塞ぎにかかったのだった。