夏合宿‼︎ 2日目
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昨日より二時間近く早い時間に秘密特訓を終え、校舎に戻ろうと第3体育館前を通ると、まだ煌々と灯りがついていた。
どうやら黒尾達の自主練習は続いているらしい。
(頑張るな、鉄朗)
こういう時、本当に黒尾はバレーが好きなんだと実感する。そして自分はそんな黒尾が大好きなんだと。
「あっ、そうだ…!」
突然閃いた素敵な案。幸子はパタパタと校舎の中へ駆けて行った。
―――――‥‥
烏野のマネージャー谷地仁花は食堂に向かっていた。夕食の仕度を手伝った際につけていたエプロンを、食堂に忘れてきてしまったのだ。
「あれ?灯り点いてる…」
到着した食堂には電灯が点っていた。
とっくに利用時間は過ぎている。こんな遅くに誰がいるのだろう?
「幸子ちゃん!?」
「仁花ちゃん?! どうしたの、こんな時間に?」
食堂奥の調理場に幸子の姿を認めながら、谷地は配膳口に置き忘れていたエプロンを指した。
「エプロンを忘れたんで取りに来たんです。それより…幸子ちゃんは何を?」
「私?私はね、うちの主将達居残り練習組に夜食の差し入れを作ってるの」
悪戯っぽく笑いながらおにぎりを握る幸子に感動してしまう。
「幸子ちゃんはマネージャーの鏡ですね!」
「ははっ…違う、そんな大層なものじゃないよ。これはね、ただの口実なの」
「口実?」
谷地が首を傾げると、幸子はそ、と頷いて握り終えた最後のおにぎりを大皿の上に置いた。そして調理台の隅に置かれた箱の中からスポーツドリンクとお茶のペットボトルを取り出した。
「私も手伝います!」
「わぁ、ありがとう。その棚から紙コップを取ってもらえるかな」
「はいッス!」
谷地は背伸びをして棚から紙コップを取り出すと、2リットルペットボトル二本を小脇に抱えた。
「これは私が持ちます。幸子ちゃんはおにぎりをお願いします」
「重くない?」
「へっちゃらっス!」
頼もしくガッツポーズを作った谷地に甘え、幸子はラップにくるまれた一際大きなおにぎりをポケットへと忍ばせた。それからおにぎりたくさんの皿を持つ。
「じゃあ差し入れに行きますか」
「はいっス!」
何だかワクワクしてきた!
どうやら黒尾達の自主練習は続いているらしい。
(頑張るな、鉄朗)
こういう時、本当に黒尾はバレーが好きなんだと実感する。そして自分はそんな黒尾が大好きなんだと。
「あっ、そうだ…!」
突然閃いた素敵な案。幸子はパタパタと校舎の中へ駆けて行った。
―――――‥‥
烏野のマネージャー谷地仁花は食堂に向かっていた。夕食の仕度を手伝った際につけていたエプロンを、食堂に忘れてきてしまったのだ。
「あれ?灯り点いてる…」
到着した食堂には電灯が点っていた。
とっくに利用時間は過ぎている。こんな遅くに誰がいるのだろう?
「幸子ちゃん!?」
「仁花ちゃん?! どうしたの、こんな時間に?」
食堂奥の調理場に幸子の姿を認めながら、谷地は配膳口に置き忘れていたエプロンを指した。
「エプロンを忘れたんで取りに来たんです。それより…幸子ちゃんは何を?」
「私?私はね、うちの主将達居残り練習組に夜食の差し入れを作ってるの」
悪戯っぽく笑いながらおにぎりを握る幸子に感動してしまう。
「幸子ちゃんはマネージャーの鏡ですね!」
「ははっ…違う、そんな大層なものじゃないよ。これはね、ただの口実なの」
「口実?」
谷地が首を傾げると、幸子はそ、と頷いて握り終えた最後のおにぎりを大皿の上に置いた。そして調理台の隅に置かれた箱の中からスポーツドリンクとお茶のペットボトルを取り出した。
「私も手伝います!」
「わぁ、ありがとう。その棚から紙コップを取ってもらえるかな」
「はいッス!」
谷地は背伸びをして棚から紙コップを取り出すと、2リットルペットボトル二本を小脇に抱えた。
「これは私が持ちます。幸子ちゃんはおにぎりをお願いします」
「重くない?」
「へっちゃらっス!」
頼もしくガッツポーズを作った谷地に甘え、幸子はラップにくるまれた一際大きなおにぎりをポケットへと忍ばせた。それからおにぎりたくさんの皿を持つ。
「じゃあ差し入れに行きますか」
「はいっス!」
何だかワクワクしてきた!