夏合宿‼︎ 1日目 夜
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時刻は20時を回ろうとしていた。
慌ただしい1日が終了し、合宿参加者達は思い思いの時間を過ごす。
更なる自主練を続ける者、
明日に備えて早めに就寝する者、
気分転換にゲーム機や携帯など持参した娯楽に興じる者、
居酒屋へと繰り出す者(これは監督コーチ陣限定だが)……色々だ。
幸子達マネージャーも1日の仕事を終え、宿泊教室に敷かれたマットの上に布団を敷いて寝る準備を整えていた。
「さてと…いつでも眠れる準備は出来たし、お風呂行きますかー」
梟谷のマネージャーである雀田の言葉に歓声めいた声が上がる。
この暑さで大分汗を掻いた。年頃の女子としては一刻も早くさっぱりしたいのである。
皆が嬉々として風呂の支度を始める中、幸子は青ざめた顔で固まっていた。
(ど、どうしよう――?!)
無意識に既にファスナーを限界まで閉めているジャージの襟元をきゅっと握った。
黒尾に愛された証は1日で消えるはずもなく、服を脱げば一瞬で皆に気づかれてしまう。しかもこの場にいる谷地以外のマネージャー全員が黒尾と幸子の関係を知っており、それ故この痕を誰がつけたのかは想像に難くないだろう。
『うっわー…。黒尾君、本当に幸子ちゃんの事愛してるんだねー』
冷やかしの台詞さえ容易に浮かんでしまい、幸子の青ざめた顔は一気に熱を帯びた。
(いやいやいや、そんなの絶対無理だから…っ!!)
「幸子ちゃん、支度しないの?」
ぶんぶん首を振って羞恥を追い出していると、森然のマネージャーである大滝が声をかけてきた。
「あっ、うん…。私、後で入るよ」
「えー何でー。木梨ちゃんも一緒に入ろうよー」
梟谷の白福だ。
幸子はパニックになる頭を何とか働かせてシドロモドロに答えた。
「あの、私……ちょっと、あれで…」
ちょっとあれの意味は自分でも全く不明だが、何となく皆、思い違いをして納得したような顔をした。
上手く誤魔化せた…と安堵したのも束の間、生川の宮ノ下が少し恥ずかしそうに名乗り出る。
「幸子ちゃん、私と一緒に後で入らない?実は私もあれで…」
想定外だ!
宮ノ下と幸子の事情は絶対に違う!!
「や、あの…私のあれはあれじゃないって言うか…」
「幸子ちゃん?」
「ち、ちょっと私出かけてくるねっ。とにかくみんな先にお風呂行ってて!」
そして逃げるように教室を飛び出した。
慌ただしい1日が終了し、合宿参加者達は思い思いの時間を過ごす。
更なる自主練を続ける者、
明日に備えて早めに就寝する者、
気分転換にゲーム機や携帯など持参した娯楽に興じる者、
居酒屋へと繰り出す者(これは監督コーチ陣限定だが)……色々だ。
幸子達マネージャーも1日の仕事を終え、宿泊教室に敷かれたマットの上に布団を敷いて寝る準備を整えていた。
「さてと…いつでも眠れる準備は出来たし、お風呂行きますかー」
梟谷のマネージャーである雀田の言葉に歓声めいた声が上がる。
この暑さで大分汗を掻いた。年頃の女子としては一刻も早くさっぱりしたいのである。
皆が嬉々として風呂の支度を始める中、幸子は青ざめた顔で固まっていた。
(ど、どうしよう――?!)
無意識に既にファスナーを限界まで閉めているジャージの襟元をきゅっと握った。
黒尾に愛された証は1日で消えるはずもなく、服を脱げば一瞬で皆に気づかれてしまう。しかもこの場にいる谷地以外のマネージャー全員が黒尾と幸子の関係を知っており、それ故この痕を誰がつけたのかは想像に難くないだろう。
『うっわー…。黒尾君、本当に幸子ちゃんの事愛してるんだねー』
冷やかしの台詞さえ容易に浮かんでしまい、幸子の青ざめた顔は一気に熱を帯びた。
(いやいやいや、そんなの絶対無理だから…っ!!)
「幸子ちゃん、支度しないの?」
ぶんぶん首を振って羞恥を追い出していると、森然のマネージャーである大滝が声をかけてきた。
「あっ、うん…。私、後で入るよ」
「えー何でー。木梨ちゃんも一緒に入ろうよー」
梟谷の白福だ。
幸子はパニックになる頭を何とか働かせてシドロモドロに答えた。
「あの、私……ちょっと、あれで…」
ちょっとあれの意味は自分でも全く不明だが、何となく皆、思い違いをして納得したような顔をした。
上手く誤魔化せた…と安堵したのも束の間、生川の宮ノ下が少し恥ずかしそうに名乗り出る。
「幸子ちゃん、私と一緒に後で入らない?実は私もあれで…」
想定外だ!
宮ノ下と幸子の事情は絶対に違う!!
「や、あの…私のあれはあれじゃないって言うか…」
「幸子ちゃん?」
「ち、ちょっと私出かけてくるねっ。とにかくみんな先にお風呂行ってて!」
そして逃げるように教室を飛び出した。