夏合宿‼︎ 1日目
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アップを終えるとすぐに梟谷グループ合宿恒例の各校総当たりの練習試合が始まった。
音駒は審判を勤めた後、生川 烏野 森然と続けて対戦し勝利を収めたが、次の梟谷戦では僅差で敗北した。
「お疲れさまっ。水分たくさん摂ってね!」
今回の罰(ペナルティ)である森然限定!さわやか!裏山深緑坂道ダッシュから戻った部員達に、慣れた手つきでスポーツドリンクを手渡していく。
夏は暑い。水分補給を怠れば直ぐ脱水症状を起こしてしまう。
「はい、鉄朗」
「おお、サンキュ」
黒尾は幸子から受け取ったスポーツドリンクをゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ後、ふぅ…と息を吐きながら手で口元を拭った。
「さっきの試合、惜しかったね」
「惜しくても負けは負けだからな。梟谷と対等以上に渡り合えるようになんねーと、春高出場も夢のまた夢だ」
確かにそうだ。
梟谷学園は同じ東京の強豪校。春高予選で倒すべき相手である。
「じゃあこの合宿中に更なるレベルアップだね」
「そーいう訳だ。海、やっくん…ちょっといいか?」
黒尾はニッと笑みを見せると、空のドリンクボトルを幸子に手渡し 海と夜久の元へ歩いていく。そんな黒尾の姿を見送った幸子は、傍に佇むもう一人の幼馴染みに話しかけた。
「ホント熱心だよね、黒尾主将」
体育館の入口に座ってスポーツドリンクを飲んでいた孤爪がチラリと幸子を一瞥した。
「…そんな所も大好きなんでしょ?」
「なっ、そ、そうだけど…っ」
…からかわれてしまった。
「ああいうトコさ、鉄朗って昔から変わらないよね」
「そうだね」
「ね、研磨」
「なに…?」
呼ばれて顔を上げると、幸子は別の方向を眺めていた。
彼女の視線の先には――愛しい恋人。
「絶対春高行こうね」
孤爪はコクりと頷いた。
音駒は審判を勤めた後、生川 烏野 森然と続けて対戦し勝利を収めたが、次の梟谷戦では僅差で敗北した。
「お疲れさまっ。水分たくさん摂ってね!」
今回の罰(ペナルティ)である森然限定!さわやか!裏山深緑坂道ダッシュから戻った部員達に、慣れた手つきでスポーツドリンクを手渡していく。
夏は暑い。水分補給を怠れば直ぐ脱水症状を起こしてしまう。
「はい、鉄朗」
「おお、サンキュ」
黒尾は幸子から受け取ったスポーツドリンクをゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ後、ふぅ…と息を吐きながら手で口元を拭った。
「さっきの試合、惜しかったね」
「惜しくても負けは負けだからな。梟谷と対等以上に渡り合えるようになんねーと、春高出場も夢のまた夢だ」
確かにそうだ。
梟谷学園は同じ東京の強豪校。春高予選で倒すべき相手である。
「じゃあこの合宿中に更なるレベルアップだね」
「そーいう訳だ。海、やっくん…ちょっといいか?」
黒尾はニッと笑みを見せると、空のドリンクボトルを幸子に手渡し 海と夜久の元へ歩いていく。そんな黒尾の姿を見送った幸子は、傍に佇むもう一人の幼馴染みに話しかけた。
「ホント熱心だよね、黒尾主将」
体育館の入口に座ってスポーツドリンクを飲んでいた孤爪がチラリと幸子を一瞥した。
「…そんな所も大好きなんでしょ?」
「なっ、そ、そうだけど…っ」
…からかわれてしまった。
「ああいうトコさ、鉄朗って昔から変わらないよね」
「そうだね」
「ね、研磨」
「なに…?」
呼ばれて顔を上げると、幸子は別の方向を眺めていた。
彼女の視線の先には――愛しい恋人。
「絶対春高行こうね」
孤爪はコクりと頷いた。