夏合宿‼︎ 1日目
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話は音駒が森然入りする一時間前に遡る。
「幸子、お前随分と暑苦しい格好してんなー」
自宅玄関から出てきた黒尾は、同じく向かいにある木梨家の玄関から現れた幸子の姿を一目見るなり面白そうに笑った。
そんな黒尾を、幸子は頬を赤らめながら軽く睨みつける。
「だ、誰のせいだと思ってるの…?!」
「んー? 誰のせいー?」
わざとらしく言いながら近づいてきた黒尾は、不意にジャージのファスナーを引き下ろした。
「きゃっ」
「あ、やっぱ俺のせいか」
ファスナーが下ろされて露になった幸子の白い首筋には無数の赤い花が咲き乱れていた。そう、紛れもなく昨日黒尾がつけたもの。
「いい眺めだなー」
「っ、ちっともよくない…っ!」
鬱血痕を眺めて満足そうな黒尾に反論する幸子。
「この暑さでジャージ着てるのなんて、どう考えたって不自然でしょ!!」
「暑いなら脱ぎゃいいだろうが」
「なっ、だって脱いだら――‥!!」
黒尾に愛された証が皆に見られてしまう。
そんな羞恥に耐えられる訳がない!
「そんなん誰も気にしねえよ」
「私が気にするのっ!!」
「じゃあ大人しくジャージ着とくんだな」
楽しげな黒尾は身を屈め、白い首筋に吸い付いて新たな痕を残してしまった。…反省する気は皆無のようだ。
そして絶句している幸子のファスナーをきっちりあげてやると、彼女の手を取りニヤリとした笑みを見せた。
「ホラ、早く行かねぇと遅刻すんぞ」
「っ、うん…」
なんとなく腑に落ちないまま、幸子は頷いたのだった。
「幸子、お前随分と暑苦しい格好してんなー」
自宅玄関から出てきた黒尾は、同じく向かいにある木梨家の玄関から現れた幸子の姿を一目見るなり面白そうに笑った。
そんな黒尾を、幸子は頬を赤らめながら軽く睨みつける。
「だ、誰のせいだと思ってるの…?!」
「んー? 誰のせいー?」
わざとらしく言いながら近づいてきた黒尾は、不意にジャージのファスナーを引き下ろした。
「きゃっ」
「あ、やっぱ俺のせいか」
ファスナーが下ろされて露になった幸子の白い首筋には無数の赤い花が咲き乱れていた。そう、紛れもなく昨日黒尾がつけたもの。
「いい眺めだなー」
「っ、ちっともよくない…っ!」
鬱血痕を眺めて満足そうな黒尾に反論する幸子。
「この暑さでジャージ着てるのなんて、どう考えたって不自然でしょ!!」
「暑いなら脱ぎゃいいだろうが」
「なっ、だって脱いだら――‥!!」
黒尾に愛された証が皆に見られてしまう。
そんな羞恥に耐えられる訳がない!
「そんなん誰も気にしねえよ」
「私が気にするのっ!!」
「じゃあ大人しくジャージ着とくんだな」
楽しげな黒尾は身を屈め、白い首筋に吸い付いて新たな痕を残してしまった。…反省する気は皆無のようだ。
そして絶句している幸子のファスナーをきっちりあげてやると、彼女の手を取りニヤリとした笑みを見せた。
「ホラ、早く行かねぇと遅刻すんぞ」
「っ、うん…」
なんとなく腑に落ちないまま、幸子は頷いたのだった。