君の生まれた日
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「鉄朗、お誕生日おめでとう!」
玄関に現れた黒尾にバースデーケーキを手渡すと、黒尾はニヤニヤしながら受け取ってくれた。
「おっ、なんだなんだ?」
「お誕生日プレゼント!ねっ、開けてみて」
そうして2人して黒尾の部屋に直行してケーキを開封する。
「おお、うまそ♪」
「でしょでしょ~っ」
「これ、おばさんが作ったんだろ」
「~~ッ、鉄朗の意地悪っ!!!」
「悪ィ悪ィ。ホントは幸子ちゃんが俺の為に愛情込めて作ってくれたんだよなー?」
「………っ、うん」
否定せず頷いた幸子を見て黒尾はまた「素直な事で」と愉快そうに笑った。
「どれどれ。幸子の愛情は一体どんな味がすんだろうなー」
フォークでケーキを掬い口に運ぶ。
スポンジにまで拘った自信作、黒尾の反応は――?!
「おっ、うまい!」
「うわぁ、良かったぁ」
「幸子の愛情は甘いな」
「っ…」
黒尾の言葉や仕種の方がよっぽど甘いのは多分気のせいじゃない。
「幸子、お前も食ってみるか?」
「えっ、私…?!」
「はい、あーん…」
黒尾が差し出してくれたフォークに刺されたケーキを反射的にぱくり。
甘さ控えめのクリームと細かく刻んだマロンの優しい味わいが口内へと広がっていく…。
「おいしい…!!」
「だろ?」
黒尾の口角が突然歪んだ。
「幸子、俺にも食わせろ」
「鉄……っ、ん!」
間髪入れずに深く唇を奪われた。
口内に侵入してきた黒尾の舌とケーキが混じり合った甘い甘いキス。
「ごちそーさん」
銀の糸を引き離れた唇。
再びケーキをパクついた黒尾は、幸子がまだ自分にホケーっと見とれているのに気づき、苦笑した。
「そんな顔で見んな」
「えっ!? っ、……あ」
「まだまだ食い足りねえって顔してんぞ」
そう笑い黒尾は再び幸子の唇を奪うのだった。
Buon Compleanno 11/17!
玄関に現れた黒尾にバースデーケーキを手渡すと、黒尾はニヤニヤしながら受け取ってくれた。
「おっ、なんだなんだ?」
「お誕生日プレゼント!ねっ、開けてみて」
そうして2人して黒尾の部屋に直行してケーキを開封する。
「おお、うまそ♪」
「でしょでしょ~っ」
「これ、おばさんが作ったんだろ」
「~~ッ、鉄朗の意地悪っ!!!」
「悪ィ悪ィ。ホントは幸子ちゃんが俺の為に愛情込めて作ってくれたんだよなー?」
「………っ、うん」
否定せず頷いた幸子を見て黒尾はまた「素直な事で」と愉快そうに笑った。
「どれどれ。幸子の愛情は一体どんな味がすんだろうなー」
フォークでケーキを掬い口に運ぶ。
スポンジにまで拘った自信作、黒尾の反応は――?!
「おっ、うまい!」
「うわぁ、良かったぁ」
「幸子の愛情は甘いな」
「っ…」
黒尾の言葉や仕種の方がよっぽど甘いのは多分気のせいじゃない。
「幸子、お前も食ってみるか?」
「えっ、私…?!」
「はい、あーん…」
黒尾が差し出してくれたフォークに刺されたケーキを反射的にぱくり。
甘さ控えめのクリームと細かく刻んだマロンの優しい味わいが口内へと広がっていく…。
「おいしい…!!」
「だろ?」
黒尾の口角が突然歪んだ。
「幸子、俺にも食わせろ」
「鉄……っ、ん!」
間髪入れずに深く唇を奪われた。
口内に侵入してきた黒尾の舌とケーキが混じり合った甘い甘いキス。
「ごちそーさん」
銀の糸を引き離れた唇。
再びケーキをパクついた黒尾は、幸子がまだ自分にホケーっと見とれているのに気づき、苦笑した。
「そんな顔で見んな」
「えっ!? っ、……あ」
「まだまだ食い足りねえって顔してんぞ」
そう笑い黒尾は再び幸子の唇を奪うのだった。
Buon Compleanno 11/17!