GW遠征合宿‼︎
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「さ、寂しい…」
しん、と鎮まり返った部屋の座敷に一人ぽつんと座る幸子は思わず心情を声に出していた。
マネージャーである幸子も勿論今回の宮城遠征に同行していた。
当然ながら女子の幸子は男達と同じ部屋ではなく、引率者用に作られた3人部屋に宿泊する運びになったのだが…普段賑やかなメンバーと一緒にいるせいか、静寂ばかりが耳につく。
「……」
心細すぎる!
いや、心細いを通り越してなんだか怖い!!
こんな所に一人で宿泊なんて無理だ。一睡も出来ない自信がある!
(みんなの部屋に泊めて貰えないかな…)
ふとそんな考えが頭を過った。
難しいかもしれないが頼んでみる価値はある。
幸子は意を決して焼けた畳の上から立ち上がった。
「木梨も風呂?」
大部屋に向かう途中で夜久と出会した。
どうやら風呂上がりらしいほかほかの彼は、Tシャツに短パン姿で肩にタオルをかけている。
さっぱりしたようだ。
「私はさっき済ませたよ。ちょっと…みんなの部屋にお邪魔しようと思って」
「黒尾に逢いにか?」
「あー……、うん」
今回の交渉相手となるのは主将の黒尾だ。
自動販売機で飲物を買うから先に行けと言う夜久と別れ、再び大部屋へと歩き出した。程なくして無事に大部屋前へ到着。
(来ちゃった…)
背に腹は変えられず思わず来てしまったが…なんだか緊張してきた。
断られたらどうしよう。
あの静かな部屋へ一人で戻る勇気がない。
頭(かぶり)を振って嫌な想像を追い払うと、幸子は大部屋の扉をノックした。
しん、と鎮まり返った部屋の座敷に一人ぽつんと座る幸子は思わず心情を声に出していた。
マネージャーである幸子も勿論今回の宮城遠征に同行していた。
当然ながら女子の幸子は男達と同じ部屋ではなく、引率者用に作られた3人部屋に宿泊する運びになったのだが…普段賑やかなメンバーと一緒にいるせいか、静寂ばかりが耳につく。
「……」
心細すぎる!
いや、心細いを通り越してなんだか怖い!!
こんな所に一人で宿泊なんて無理だ。一睡も出来ない自信がある!
(みんなの部屋に泊めて貰えないかな…)
ふとそんな考えが頭を過った。
難しいかもしれないが頼んでみる価値はある。
幸子は意を決して焼けた畳の上から立ち上がった。
「木梨も風呂?」
大部屋に向かう途中で夜久と出会した。
どうやら風呂上がりらしいほかほかの彼は、Tシャツに短パン姿で肩にタオルをかけている。
さっぱりしたようだ。
「私はさっき済ませたよ。ちょっと…みんなの部屋にお邪魔しようと思って」
「黒尾に逢いにか?」
「あー……、うん」
今回の交渉相手となるのは主将の黒尾だ。
自動販売機で飲物を買うから先に行けと言う夜久と別れ、再び大部屋へと歩き出した。程なくして無事に大部屋前へ到着。
(来ちゃった…)
背に腹は変えられず思わず来てしまったが…なんだか緊張してきた。
断られたらどうしよう。
あの静かな部屋へ一人で戻る勇気がない。
頭(かぶり)を振って嫌な想像を追い払うと、幸子は大部屋の扉をノックした。