公認カップル
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「あれーご両人。これから仲良く2人で下校?」
手を繋いで部室を出た所で下校中の女子バレー部数人と出会した。囃し立ててきたのは黒尾、幸子と2年の時同じクラスだった友人だ。
「幸子は相変わらず分かりやすくて可愛いねー」
夕陽より赤く染まった幸子の頬を見て友人は笑う。そんな彼女に女子バレー部主将も同調した。
「女バレのみんなとも話してたんだけどさ、黒尾と木梨さんてホントお似合いだよねー」
女子バレー部主将の言葉にハッとして黒尾を見れば、彼は悪戯っぽい笑みを返してきた。
―――――‥‥
「お似合いだとさ」
「…っ、うん」
賑やかな女子バレー部の団体が去った後、黒尾は幸子を見ておどけた様に肩を竦めた。
「な?個人の主観なんて分かんねーモンだろ?」
「……そうだね」
応えた幸子は嬉しさを隠しきれない様子で。
「幸子、俺と似合いだって言われた嬉しさが顔に滲み出てっぞー」
「だってホントに嬉しかったんだもん」
からかったつもりだったのだが、幸子は素直に気持ちを認めた。
「ねえ、鉄朗。帰ったらウチに遊びに来ない?」
「ほう。幸子ちゃんはそんなに俺と離れたくないのかなー?」
「うん、そうみたい」
再度からかいの言葉でその頬をりんごよりも真っ赤に染めてやろうと目論んでいた黒尾は面食う。
さっきとはまるで逆。幸子は手を繋いだままで黒尾の腕に寄り添うと、幸せそうな笑顔で彼を見上げた。
「今日の部活の分まで、もっともっと――ずっと鉄朗と一緒にいたい!」
「……くっそ」
小さく呟きバツが悪そうにフイと顔を叛けた黒尾の耳はほんのり赤く色づいていた。
手を繋いで部室を出た所で下校中の女子バレー部数人と出会した。囃し立ててきたのは黒尾、幸子と2年の時同じクラスだった友人だ。
「幸子は相変わらず分かりやすくて可愛いねー」
夕陽より赤く染まった幸子の頬を見て友人は笑う。そんな彼女に女子バレー部主将も同調した。
「女バレのみんなとも話してたんだけどさ、黒尾と木梨さんてホントお似合いだよねー」
女子バレー部主将の言葉にハッとして黒尾を見れば、彼は悪戯っぽい笑みを返してきた。
―――――‥‥
「お似合いだとさ」
「…っ、うん」
賑やかな女子バレー部の団体が去った後、黒尾は幸子を見ておどけた様に肩を竦めた。
「な?個人の主観なんて分かんねーモンだろ?」
「……そうだね」
応えた幸子は嬉しさを隠しきれない様子で。
「幸子、俺と似合いだって言われた嬉しさが顔に滲み出てっぞー」
「だってホントに嬉しかったんだもん」
からかったつもりだったのだが、幸子は素直に気持ちを認めた。
「ねえ、鉄朗。帰ったらウチに遊びに来ない?」
「ほう。幸子ちゃんはそんなに俺と離れたくないのかなー?」
「うん、そうみたい」
再度からかいの言葉でその頬をりんごよりも真っ赤に染めてやろうと目論んでいた黒尾は面食う。
さっきとはまるで逆。幸子は手を繋いだままで黒尾の腕に寄り添うと、幸せそうな笑顔で彼を見上げた。
「今日の部活の分まで、もっともっと――ずっと鉄朗と一緒にいたい!」
「……くっそ」
小さく呟きバツが悪そうにフイと顔を叛けた黒尾の耳はほんのり赤く色づいていた。