公認カップル
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ガラガラガラと部室の扉を開けた黒尾は幸子の腕を掴んだまま中に入ると、後ろ手に扉を閉めた。
「て、つ……んっ!」
そして誰もいない部室の壁に幸子を押しつけると、性急に唇を重ねてくる。
「やっ、ん…ぅ」
顔を叛けようとしても壁際に追いつめられていて、それは叶わなかった。
抗えないままキスは深くなっていく。
口内に侵入してきた黒尾の舌は逃げる幸子の舌を追い、絡め取った。
「っはぁ、鉄……っ」
ようやく解放され、呼吸を乱しながら潤んだ瞳で黒尾を見上げればすぐに目が合った。黒尾は真っ直ぐに幸子を見つめている。
「幸子が好きだ」
「…?!!」
瞳と同じくらい真っ直ぐな言葉。
そのストレートさにモヤモヤは吹き飛び、同時にそんなものを抱えていた自分が恥ずかしくなってくる。
「ご…めん…なさい…」
涙を堪えながら小さく謝れば、黒尾はわざとらしく息を吐いてトサカヘッドをがしがしと掻いた。
「ったく――‥俺が幸子のコト解ってるくらい幸子も俺のコト解ってんだろ?」
「っ、うん…」
「ならもっと自分に自信持て」
「……てつろ…っ」
甘えるように両手を伸ばして黒尾の首に絡めると、黒尾は応えるように手を背に回して抱きしめてくれた。
「大体、誰と誰が様になってるかなんて完全に個人の主観だぞ」
「そう、だけど…」
「なに? 並んで歩いてるの見ただけでそんなに妬けちゃったワケ?」
「ぅ…」
言い淀み真っ赤になる幸子に満足そうな笑みを浮かべて黒尾が続けた。
「ま、そんだけ愛されてるっつーコトだな」
「っ、知らない…っ」
「はいはい。図星図星ー」
あやすように言われ、そうしてもう一度――‥優しく唇を塞がれた。
「て、つ……んっ!」
そして誰もいない部室の壁に幸子を押しつけると、性急に唇を重ねてくる。
「やっ、ん…ぅ」
顔を叛けようとしても壁際に追いつめられていて、それは叶わなかった。
抗えないままキスは深くなっていく。
口内に侵入してきた黒尾の舌は逃げる幸子の舌を追い、絡め取った。
「っはぁ、鉄……っ」
ようやく解放され、呼吸を乱しながら潤んだ瞳で黒尾を見上げればすぐに目が合った。黒尾は真っ直ぐに幸子を見つめている。
「幸子が好きだ」
「…?!!」
瞳と同じくらい真っ直ぐな言葉。
そのストレートさにモヤモヤは吹き飛び、同時にそんなものを抱えていた自分が恥ずかしくなってくる。
「ご…めん…なさい…」
涙を堪えながら小さく謝れば、黒尾はわざとらしく息を吐いてトサカヘッドをがしがしと掻いた。
「ったく――‥俺が幸子のコト解ってるくらい幸子も俺のコト解ってんだろ?」
「っ、うん…」
「ならもっと自分に自信持て」
「……てつろ…っ」
甘えるように両手を伸ばして黒尾の首に絡めると、黒尾は応えるように手を背に回して抱きしめてくれた。
「大体、誰と誰が様になってるかなんて完全に個人の主観だぞ」
「そう、だけど…」
「なに? 並んで歩いてるの見ただけでそんなに妬けちゃったワケ?」
「ぅ…」
言い淀み真っ赤になる幸子に満足そうな笑みを浮かべて黒尾が続けた。
「ま、そんだけ愛されてるっつーコトだな」
「っ、知らない…っ」
「はいはい。図星図星ー」
あやすように言われ、そうしてもう一度――‥優しく唇を塞がれた。