公認カップル
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
幸子が戻り10分もしない内に黒尾が体育館に現れた。黒尾はアップを取りすぐに練習に合流したが、その間幸子は黒尾と一度も目を合わせる事をしなかった。
「幸子、クロと何かあったの?」
休憩中。ドリンクボトルを手渡した時、そう孤爪に指摘された。
「別に…何もないよ?」
動揺を隠しながら平静を装い応えれば、孤爪はいつになく食い下がってきた。
「じゃあ何でさっきからクロと目を合わせないの?」
と孤爪は灰羽や夜久達と会話している黒尾をチラリと見やった。
「そんなコトないよ」
「ふうん。でも…」
と孤爪が幸子を見る。
「隠せてると思ってるの、幸子だけだよ」
「えっ…?!」
「みんな幸子の様子がおかしいって気づいてる」
「?!!」
確かに孤爪の言う通りかもしれない。
普段あれだけ仲が良いのだ。休憩中にこうして離れた場所にいるだけで、他の部員達が違和感を感じていても不思議はない。
(私、何してんだろ…)
時間を置けば晴れると思っていたモヤモヤが一行に晴れる気配がない。
その正体が分かっているからこそ幸子は自分の感情を持て余し、心の中で溜め息を吐いた。
「幸子、クロと何かあったの?」
休憩中。ドリンクボトルを手渡した時、そう孤爪に指摘された。
「別に…何もないよ?」
動揺を隠しながら平静を装い応えれば、孤爪はいつになく食い下がってきた。
「じゃあ何でさっきからクロと目を合わせないの?」
と孤爪は灰羽や夜久達と会話している黒尾をチラリと見やった。
「そんなコトないよ」
「ふうん。でも…」
と孤爪が幸子を見る。
「隠せてると思ってるの、幸子だけだよ」
「えっ…?!」
「みんな幸子の様子がおかしいって気づいてる」
「?!!」
確かに孤爪の言う通りかもしれない。
普段あれだけ仲が良いのだ。休憩中にこうして離れた場所にいるだけで、他の部員達が違和感を感じていても不思議はない。
(私、何してんだろ…)
時間を置けば晴れると思っていたモヤモヤが一行に晴れる気配がない。
その正体が分かっているからこそ幸子は自分の感情を持て余し、心の中で溜め息を吐いた。