#10 桜霜学園
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
所沢矯正保護センターでの聞き込みを終えた狡噛と常守は、直ぐに桜霜学園へと向かった。
コミッサちゃんのホロコスで聞き込みを続けていた征陸は 急ぐ狡噛の姿を見て驚き思わず呼び止めたが、彼は征陸の声など耳に入らないように通りすぎる。
「あの馬鹿は!」
ズンズンと校舎内に侵入してきた狡噛に気づいた宜野座が取り押さえようとするも、常守が身を呈してそれを阻止した。
「待って下さい!生徒の中に容疑者がいるんです!」
「なに!?」
それは宜野座や幸子の推理が正しかった事を示していた。
「君、一体どういうつもりだ!生徒達を刺激しないよう、捜査には充分に配慮しろと……」
早足で廊下を進む狡噛を見つけた初老の教師が抗議をするが、狡噛は教師を無視してなおも歩みを進めた。
何が起きたのかと集まりだす野次馬達。その中に幸子もいた。
「し、慎也……!?」
「!……」
野次馬を散らそうと数歩前に出た幸子は狡噛を見て小さく叫んだ。
瞬間、狡噛と目が合う。
しかし彼は幸子に言葉をかける事はせずに、そのまま美術室を目指した。
コミッサちゃんのホロコスで聞き込みを続けていた征陸は 急ぐ狡噛の姿を見て驚き思わず呼び止めたが、彼は征陸の声など耳に入らないように通りすぎる。
「あの馬鹿は!」
ズンズンと校舎内に侵入してきた狡噛に気づいた宜野座が取り押さえようとするも、常守が身を呈してそれを阻止した。
「待って下さい!生徒の中に容疑者がいるんです!」
「なに!?」
それは宜野座や幸子の推理が正しかった事を示していた。
「君、一体どういうつもりだ!生徒達を刺激しないよう、捜査には充分に配慮しろと……」
早足で廊下を進む狡噛を見つけた初老の教師が抗議をするが、狡噛は教師を無視してなおも歩みを進めた。
何が起きたのかと集まりだす野次馬達。その中に幸子もいた。
「し、慎也……!?」
「!……」
野次馬を散らそうと数歩前に出た幸子は狡噛を見て小さく叫んだ。
瞬間、狡噛と目が合う。
しかし彼は幸子に言葉をかける事はせずに、そのまま美術室を目指した。