銃口を司る正義
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「逃がしませんよ」
警備員は薄い笑みを湛えたまま、鎖をゆっくりと己に引き寄せる。
どんなにもがいても男の力には敵わず、幸子の体は少しずつ警備員の待つベッドに近づいていった。
「やっ、いや……っ」
「大丈夫です。怖いことはありません」
成す術もなく、引き寄せられていく体。
「ああ、なるほど。分かりました」
「えっ…!?」
「"しんや"ですよ。ずっと考えていたんです」
ギョッとして警備員を見ると目が合った。笑っていた口元が絞まった。
「狡噛慎也監視官でしょう…あなたの恋人は?」
「!!?」
「図星みたいですね。その驚きようを見れば刑事でなくとも分かります」
「っ……」
「というか 木梨さん、あなたの事なら何でも分かります。…ずっと見てましたから」
これで何度目だろう。幸子は背筋がぞくりとするのを感じた。
「でも…残念です」
「きゃっ!」
瞬間 鎖を強く引かれ、幸子は一気に警備員の元へ引き寄せられた。
そこが床であることなど構わず 再びのし掛かってくる警備員。
「僕は狡噛監視官には好感を持っていたんです」
「…な…に…」
「真面目で思慮深くて……とても素直な人だ」
「……」
「宜野座監視官なら良かったのに…そうしたら僕も、心を痛めずにあなたを自分のものに出来た」
悲しそうなまなざしが幸子には死刑宣告に取れた。
「やめ…て……」
彼がこれから何をしようとしているのか、自分がこれから何をされるのか――初な幸子ですら容易に想像がつく。
「あ……慎…也…」
「残念ですが狡噛監視官はここには来ません」
「慎也…しん…や…っ」
「諦めて下さい」
残酷なその言葉とは逆に、声音は恐ろしいほどに優しかった。
そうして警備員はブラウスのボタンを外し始める。
恐怖で全く動かない体とは裏腹に、熱い涙が両目から溢れて床を濡らした。
「はあ……木梨さん…」
ボタンを全て外し、ブラウスを開いた警備員が息を荒げながら露になった白い肌をまじまじと見つめ、下着を取り去ろうと胸元に手を伸ばした瞬間、幸子は思わず叫んでいた。
「助けてっ!慎也ぁっ!」
彼女の悲痛な叫び声とドアが開く音が、ほぼ同時に室内に響いた。
警備員は薄い笑みを湛えたまま、鎖をゆっくりと己に引き寄せる。
どんなにもがいても男の力には敵わず、幸子の体は少しずつ警備員の待つベッドに近づいていった。
「やっ、いや……っ」
「大丈夫です。怖いことはありません」
成す術もなく、引き寄せられていく体。
「ああ、なるほど。分かりました」
「えっ…!?」
「"しんや"ですよ。ずっと考えていたんです」
ギョッとして警備員を見ると目が合った。笑っていた口元が絞まった。
「狡噛慎也監視官でしょう…あなたの恋人は?」
「!!?」
「図星みたいですね。その驚きようを見れば刑事でなくとも分かります」
「っ……」
「というか 木梨さん、あなたの事なら何でも分かります。…ずっと見てましたから」
これで何度目だろう。幸子は背筋がぞくりとするのを感じた。
「でも…残念です」
「きゃっ!」
瞬間 鎖を強く引かれ、幸子は一気に警備員の元へ引き寄せられた。
そこが床であることなど構わず 再びのし掛かってくる警備員。
「僕は狡噛監視官には好感を持っていたんです」
「…な…に…」
「真面目で思慮深くて……とても素直な人だ」
「……」
「宜野座監視官なら良かったのに…そうしたら僕も、心を痛めずにあなたを自分のものに出来た」
悲しそうなまなざしが幸子には死刑宣告に取れた。
「やめ…て……」
彼がこれから何をしようとしているのか、自分がこれから何をされるのか――初な幸子ですら容易に想像がつく。
「あ……慎…也…」
「残念ですが狡噛監視官はここには来ません」
「慎也…しん…や…っ」
「諦めて下さい」
残酷なその言葉とは逆に、声音は恐ろしいほどに優しかった。
そうして警備員はブラウスのボタンを外し始める。
恐怖で全く動かない体とは裏腹に、熱い涙が両目から溢れて床を濡らした。
「はあ……木梨さん…」
ボタンを全て外し、ブラウスを開いた警備員が息を荒げながら露になった白い肌をまじまじと見つめ、下着を取り去ろうと胸元に手を伸ばした瞬間、幸子は思わず叫んでいた。
「助けてっ!慎也ぁっ!」
彼女の悲痛な叫び声とドアが開く音が、ほぼ同時に室内に響いた。