銃口を司る正義
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交通安全講習会翌日。
2人は覆面パトカーに乗り現地へ向かった。
後続に護送車が続く。
今回交通安全に駆り出された執行官は一係の平行と内藤。それに三係の花表と天利の四名だ。
ちなみに執行官はコミッサのホロコスで監視官のお手伝いをする(男性は太郎。女性は花子)。
多感な時期にある青少年の色相に配慮しての事だ。
「2人での任務なんて初めてだね」
助手席に座る幸子が車窓から運転席の狡噛に目を移しながら嬉々として言った。
狡噛はオート機能を使用せず、ナビを頼りに自らハンドルを握っている。
「確かにそうだな。同じ監視官でも係が違えば扱う案件も違うからな。……全く、ギノが妬けるよ」
「……っ、もう」
サラリと嫉妬心を覗かせてくる狡噛に頬が火照る。その頬をパンパンと叩いて熱を逃す姿を横目で見た狡噛が声を出して笑った。
「そ、そう言えば…今日お邪魔するのは都立の中学校だったよね。えっと、確か――新本郷中学校!」
「そうだ。もしかして幸子の出身校だったりするのか?」
なぜ狡噛は幸子が東京出身と思ったのだろう。
「ううん、違う。私が通ってたの神奈川の学校だよ」
応えれば狡噛は意外そうな顔をした。
「なんだ、ギノの幼馴染みだからてっきり東京出身なのかと思ってたよ」
「伸元は元々神奈川に住んでたから。智己おじさんが公安局を退局した時に引っ越しちゃったけど」
それから日東学院で再会するまで宜野座と関係が切れずにいたのが素直に嬉しい。
運転しながら話を聞いていた狡噛は、そうか…と頷いた。
「俺達同郷なんだな。俺も神奈川出身だ」
「うわぁ、そうなんだ!? もしかして同じ中学校だったりして」
「はは、ありえるな。俺は――」
車は軽快に新本郷中学校を目指す。
2人は覆面パトカーに乗り現地へ向かった。
後続に護送車が続く。
今回交通安全に駆り出された執行官は一係の平行と内藤。それに三係の花表と天利の四名だ。
ちなみに執行官はコミッサのホロコスで監視官のお手伝いをする(男性は太郎。女性は花子)。
多感な時期にある青少年の色相に配慮しての事だ。
「2人での任務なんて初めてだね」
助手席に座る幸子が車窓から運転席の狡噛に目を移しながら嬉々として言った。
狡噛はオート機能を使用せず、ナビを頼りに自らハンドルを握っている。
「確かにそうだな。同じ監視官でも係が違えば扱う案件も違うからな。……全く、ギノが妬けるよ」
「……っ、もう」
サラリと嫉妬心を覗かせてくる狡噛に頬が火照る。その頬をパンパンと叩いて熱を逃す姿を横目で見た狡噛が声を出して笑った。
「そ、そう言えば…今日お邪魔するのは都立の中学校だったよね。えっと、確か――新本郷中学校!」
「そうだ。もしかして幸子の出身校だったりするのか?」
なぜ狡噛は幸子が東京出身と思ったのだろう。
「ううん、違う。私が通ってたの神奈川の学校だよ」
応えれば狡噛は意外そうな顔をした。
「なんだ、ギノの幼馴染みだからてっきり東京出身なのかと思ってたよ」
「伸元は元々神奈川に住んでたから。智己おじさんが公安局を退局した時に引っ越しちゃったけど」
それから日東学院で再会するまで宜野座と関係が切れずにいたのが素直に嬉しい。
運転しながら話を聞いていた狡噛は、そうか…と頷いた。
「俺達同郷なんだな。俺も神奈川出身だ」
「うわぁ、そうなんだ!? もしかして同じ中学校だったりして」
「はは、ありえるな。俺は――」
車は軽快に新本郷中学校を目指す。