#08 宴あと
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「何してんだ!」
ドアを開けて現れたのは狡噛だった。…かなり怖い顔をしている。ほろ酔い加減が一気に覚めた。
「やべっ…」
その迫力に気圧され縢は慌てて幸子から離れた。
「狡噛さん……?!」
常守が小さく叫ぶ。しかし獲物を狙いすましたような狡噛の目にはもう、幸子しか見えていないようだった。
狡噛が伸ばした手が幸子の腕を掴む。
「来い!」
「あ…っ」
幸子はその力の強さに顔をしかめたが、狡噛は構うことなく彼女を部屋から連れ出した。
狡噛は自室に着くと 空いている手で乱暴にドアを閉め、幸子の片腕を拘束したまま彼女をドアに押し付けた。
どんっという音と共に背中に鈍い痛みが走る。
「し、しん……?」
「あれは何の真似だ」
ぐいっと顔を近づけた狡噛が低く問う。
何の真似と問われても、幸子には真実を答えるしか術はない。
「縢くんに誘われてお酒を飲みに行ってたの…」
「一人でノコノコと男の部屋に行ったのか?」
「っ、そんな言い方しないで……朱ちゃんだっていたんだから」
「それは結果論だろう?」
「っ……」
指摘された幸子は言い返せない。それは図星の証拠。狡噛はニヤリと不敵に口角を上げた。
「お前には自覚が足りないようだな」
「っ、し、慎也……?!」
狡噛の指がシャツのボタンを千切るように外しにかかり、幸子は慌てた声を上げた。
徐々に露になる白い肌。
胸元が見える位置まで外すと、狡噛はその無防備な首筋にきつく吸い付いた。
「あっ…」
「――これでもう縢に会いに行けないな」
愉しげな声で耳許で囁き、耳たぶを甘噛みする。
つ…と舌で首筋を辿り、今度は鎖骨に吸い付いた。
そうして所有の証を残しながら、幸子の足の間に己の片足を割り入れ膝で彼女の敏感な場所をぐりぐりと刺激する。
「や…だっ、慎也…っ」
確実に艶を帯びる幸子の声は狡噛を煽るだけの材料でしかなく。
「幸子……お前は誰にも渡さない」
熱く囁く吐息は、幸子の思考を全て奪い溶かしていった――‥
ドアを開けて現れたのは狡噛だった。…かなり怖い顔をしている。ほろ酔い加減が一気に覚めた。
「やべっ…」
その迫力に気圧され縢は慌てて幸子から離れた。
「狡噛さん……?!」
常守が小さく叫ぶ。しかし獲物を狙いすましたような狡噛の目にはもう、幸子しか見えていないようだった。
狡噛が伸ばした手が幸子の腕を掴む。
「来い!」
「あ…っ」
幸子はその力の強さに顔をしかめたが、狡噛は構うことなく彼女を部屋から連れ出した。
狡噛は自室に着くと 空いている手で乱暴にドアを閉め、幸子の片腕を拘束したまま彼女をドアに押し付けた。
どんっという音と共に背中に鈍い痛みが走る。
「し、しん……?」
「あれは何の真似だ」
ぐいっと顔を近づけた狡噛が低く問う。
何の真似と問われても、幸子には真実を答えるしか術はない。
「縢くんに誘われてお酒を飲みに行ってたの…」
「一人でノコノコと男の部屋に行ったのか?」
「っ、そんな言い方しないで……朱ちゃんだっていたんだから」
「それは結果論だろう?」
「っ……」
指摘された幸子は言い返せない。それは図星の証拠。狡噛はニヤリと不敵に口角を上げた。
「お前には自覚が足りないようだな」
「っ、し、慎也……?!」
狡噛の指がシャツのボタンを千切るように外しにかかり、幸子は慌てた声を上げた。
徐々に露になる白い肌。
胸元が見える位置まで外すと、狡噛はその無防備な首筋にきつく吸い付いた。
「あっ…」
「――これでもう縢に会いに行けないな」
愉しげな声で耳許で囁き、耳たぶを甘噛みする。
つ…と舌で首筋を辿り、今度は鎖骨に吸い付いた。
そうして所有の証を残しながら、幸子の足の間に己の片足を割り入れ膝で彼女の敏感な場所をぐりぐりと刺激する。
「や…だっ、慎也…っ」
確実に艶を帯びる幸子の声は狡噛を煽るだけの材料でしかなく。
「幸子……お前は誰にも渡さない」
熱く囁く吐息は、幸子の思考を全て奪い溶かしていった――‥