銃口を司る正義
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さっき廊下であった非番の征陸の椅子を借りて束の間の女子会を楽しむ。
「木梨監視官は絶対に狡噛さんに逢いに来たんだと思ったんだけどなー」
またひとつクッキーを手に取りながら天利がボヤく。
なぜ宜野座も天利も揃いも揃って狡噛に逢いに来たと思うのだろうか…?
不思議に思う幸子に天利から質問が飛ぶ。
「あのー…聞いてもいいですか?」
「はい、何でしょう」
「木梨監視官て、狡噛さんと付き合ってるんですか?」
「っ、な…っ!!?」
一気に顔が火照って行くのが自分でも分かった。
「な、なんで…急に…?!」
「急じゃないですよー。こないだの合同ミーティングからずっと思ってました」
あくまで2人の関係を疑う天利は、狡噛の返答だけでは納得できていなかったらしい。
質問の矛先を幸子に変えてきたのだ。
「どうなんですか?」
「ど、どうって…」
ずずいっと更に天利が踏み込んでくる。
助けを求めようと花表を見るが…ダメだ。想像以上に幸子が狼狽えた事に脈ありと判断したのか、花表も好奇のまなざしを向けている。
「お、お付き合いなんてしてません…! 狡噛くんと私は、そんな…っ」
鼓動が早い。
なぜ自分はこんなにも動揺しているのだろう。
全くの不意打ちだったから?
それとも狡噛とそういう関係に見られていたから?
「えー…ホントですか?」
「ほ、ホントです。狡噛くんは同期の同僚で…!!」
「なんだ。2人は絶対に付き合ってると思ったのにな~」
幸子の必死の訴えが効いたのか、天利は渋々ながら肩を竦めて引き下がった。
すると花表が自分の顔の前に小さく手を挙げた。
「木梨さんから見て狡噛さんてどんな人なんですか?」
幸子はホッとした。この質問なら答えるのに難くない。
「温かくて優しい…太陽みたいな人――かな」
「あっ、狡噛さんお疲れさまです」
分析室から戻った狡噛を早速天利が呼び止めた。
「さっきまで木梨監視官が来てたんですよ」
「木梨が?」
今回の合同捜査の件で来たのだろうか。
「翼ちゃんと3人でお茶したんですけど、すごいんですよー!」
「何かあったのか?」
「木梨監視官も狡噛さんの事、太陽みたいって話してました」
「!――」
思いもしなかった言葉に一瞬目を見開いた。
「ね、すごいと思いませんか!? シンクロニシティって言うんですよね、これ」
「はは…確かにそうだな」
感動しきりの天利の様子に普段真面目な狡噛も思わず笑みを溢していた。
「木梨監視官は絶対に狡噛さんに逢いに来たんだと思ったんだけどなー」
またひとつクッキーを手に取りながら天利がボヤく。
なぜ宜野座も天利も揃いも揃って狡噛に逢いに来たと思うのだろうか…?
不思議に思う幸子に天利から質問が飛ぶ。
「あのー…聞いてもいいですか?」
「はい、何でしょう」
「木梨監視官て、狡噛さんと付き合ってるんですか?」
「っ、な…っ!!?」
一気に顔が火照って行くのが自分でも分かった。
「な、なんで…急に…?!」
「急じゃないですよー。こないだの合同ミーティングからずっと思ってました」
あくまで2人の関係を疑う天利は、狡噛の返答だけでは納得できていなかったらしい。
質問の矛先を幸子に変えてきたのだ。
「どうなんですか?」
「ど、どうって…」
ずずいっと更に天利が踏み込んでくる。
助けを求めようと花表を見るが…ダメだ。想像以上に幸子が狼狽えた事に脈ありと判断したのか、花表も好奇のまなざしを向けている。
「お、お付き合いなんてしてません…! 狡噛くんと私は、そんな…っ」
鼓動が早い。
なぜ自分はこんなにも動揺しているのだろう。
全くの不意打ちだったから?
それとも狡噛とそういう関係に見られていたから?
「えー…ホントですか?」
「ほ、ホントです。狡噛くんは同期の同僚で…!!」
「なんだ。2人は絶対に付き合ってると思ったのにな~」
幸子の必死の訴えが効いたのか、天利は渋々ながら肩を竦めて引き下がった。
すると花表が自分の顔の前に小さく手を挙げた。
「木梨さんから見て狡噛さんてどんな人なんですか?」
幸子はホッとした。この質問なら答えるのに難くない。
「温かくて優しい…太陽みたいな人――かな」
「あっ、狡噛さんお疲れさまです」
分析室から戻った狡噛を早速天利が呼び止めた。
「さっきまで木梨監視官が来てたんですよ」
「木梨が?」
今回の合同捜査の件で来たのだろうか。
「翼ちゃんと3人でお茶したんですけど、すごいんですよー!」
「何かあったのか?」
「木梨監視官も狡噛さんの事、太陽みたいって話してました」
「!――」
思いもしなかった言葉に一瞬目を見開いた。
「ね、すごいと思いませんか!? シンクロニシティって言うんですよね、これ」
「はは…確かにそうだな」
感動しきりの天利の様子に普段真面目な狡噛も思わず笑みを溢していた。