銃口を司る正義
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「狡噛さんなら分析室に行きましたよ~」
三係オフィスに足を踏み入れた途端、デスクで菓子を食べていた天利がモゴモゴしながら教えてくれた。
幸子は笑みを浮かべて天利と…彼女から頂いた菓子を摘む花表に近づいていく。
「そうじゃないんです。花表執行官、天利執行官。今日はお2人にお願いがあって来ました」
2人は目を丸くした。
一係の監視官が三係の執行官である自分達に一体何の用があるのかと思ったのだろう。
だが用件を伝えると花表も天利も快く応じてくれた。
「ここをこうして………はい、おしまい」
「あっ、なるほど。そうすればいいんですねっ!?」
丁寧に操作をしながら花表が説明してくれる。
幸子も…そして菓子を頬張りながら見守っていた天利も彼女の手際にすっかり感心してしまった。それに元小説家だけあって説明も解りやすい。
「慣れればそんなに難しくないから木梨監視官も直ぐに操作できるようになりますよ」
「ありがとうございます、花表さん」
「翼ちゃんすごーい!」
「どーだ、まいったか」
Vサインする花表。
クールに見えて案外オチャメだ。
「でも、これくらいの操作なら一係にも出来る人いたと思いますよ」
「そうですよね…」
と頷いた幸子は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「実はこれ、口実だったんです」
「口実?」
「花表さんと天利さんとお話してみたくて。一係って同じくらいの歳の女性がいないから」
だから仲良くして下さい。
そう笑う幸子に2人は再び目を丸くした。
「木梨監視官て変わってますね~」
「そ、そう…です、か?」
「執行官と仲良くしたい監視官なんて珍しい」
天利、花表…と素直な感想を述べてくれる。
猟犬である執行官と交流を求める自分は変わっているだろうか。…一般的に言えば多分そうだ。
「でも、あなたをもっと知りたくなりました」
「花表さん…!!」
「私もです~。はい、木梨監視官、どうぞ」
「ありがとうございます、天利さん」
頂いたクッキーをパクり。
さくっと口内で噛み砕いていくとバターの風味が口内に優しく広がっていった。
三係オフィスに足を踏み入れた途端、デスクで菓子を食べていた天利がモゴモゴしながら教えてくれた。
幸子は笑みを浮かべて天利と…彼女から頂いた菓子を摘む花表に近づいていく。
「そうじゃないんです。花表執行官、天利執行官。今日はお2人にお願いがあって来ました」
2人は目を丸くした。
一係の監視官が三係の執行官である自分達に一体何の用があるのかと思ったのだろう。
だが用件を伝えると花表も天利も快く応じてくれた。
「ここをこうして………はい、おしまい」
「あっ、なるほど。そうすればいいんですねっ!?」
丁寧に操作をしながら花表が説明してくれる。
幸子も…そして菓子を頬張りながら見守っていた天利も彼女の手際にすっかり感心してしまった。それに元小説家だけあって説明も解りやすい。
「慣れればそんなに難しくないから木梨監視官も直ぐに操作できるようになりますよ」
「ありがとうございます、花表さん」
「翼ちゃんすごーい!」
「どーだ、まいったか」
Vサインする花表。
クールに見えて案外オチャメだ。
「でも、これくらいの操作なら一係にも出来る人いたと思いますよ」
「そうですよね…」
と頷いた幸子は悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「実はこれ、口実だったんです」
「口実?」
「花表さんと天利さんとお話してみたくて。一係って同じくらいの歳の女性がいないから」
だから仲良くして下さい。
そう笑う幸子に2人は再び目を丸くした。
「木梨監視官て変わってますね~」
「そ、そう…です、か?」
「執行官と仲良くしたい監視官なんて珍しい」
天利、花表…と素直な感想を述べてくれる。
猟犬である執行官と交流を求める自分は変わっているだろうか。…一般的に言えば多分そうだ。
「でも、あなたをもっと知りたくなりました」
「花表さん…!!」
「私もです~。はい、木梨監視官、どうぞ」
「ありがとうございます、天利さん」
頂いたクッキーをパクり。
さくっと口内で噛み砕いていくとバターの風味が口内に優しく広がっていった。