銃口を司る正義
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幸子との短い雑談を終えて三係オフィスへ戻ると直ぐに 三係執行官天利陽名(あまりひな)に呼び止められた。
「あっ、狡噛さん! 聞いてもいいですか?」
椅子から立ち上がりツカツカと側に寄ってきた天利の顔はワクワクが抑えられないといった様子。
執行官デスクに着いて金平糖を口に運んでいた花表翼(とりいつばさ)もクールを装ってはいるが、かなり興味津々そうに天利と狡噛を注目している。
「なんだ?」
「狡噛さんて、一係の木梨監視官と付き合っているんですか?」
「――っ??!!」
思わず脱いだジャケットを取り落としそうになった。
「あっつい展開キタ!」
興奮したように椅子からガタッと立ち上がり花表が叫んだ。
動揺した表情で天利を見ると好奇心に輝く瞳で返答を待っている。
「な、なんでそう言う話になるんだ!?」
「えー だって、さっきも2人だけ残って何か話してましたし」
「それは…同期だからな。積もる話もあるさ」
「同期と言えば一係の宜野座監視官だって」
「狡噛さーん、宜野座監視官と積もる話はないんですかー!?」
「揚げ足を取るなっ!!」
花表まで一緒になって追及してくる。
刑事が尋問にかけられるとはなんたる事だ。
そこへ遅れて現れた執行官が一名。
「3人で何話してるんですか?」
三係執行官の昏田尚人(くらたなおと)だ。
ただならぬ雰囲気の3人をみて怪訝そうにしている。
「あっ、ナオくん! 狡噛さんに木梨監視官との関係を尋ねてたんです」
「は? お前ら暇だな」
食べていた金平糖を花表が無言でピシッと発射!
それをパシッと難なく捕まえ、昏田は金平糖を口に放り込んだ。それから狡噛に向き直る。
「で、どうなんですか?」
「なにが?」
「だから…木梨監視官との関係ですよ」
「どうもなにも、木梨は同期の監視官…同僚だ」
他に何と応えればいいか分からず狡噛は真実のみを答えた。
狡噛が隠し事をしているなど素人目にも考えにくく、昏田は肩を竦めた。
「やっぱり。狡噛さんに浮いた噂なんて似合わないと思ったんですよ」
「昏田、お前な」
「でも、2人とも本当に嬉しそうな顔してたんですよ」
天利はあくまで2人の関係を疑ってくる。
嬉しそうな顔、か。
「あいつと話せば誰でもそんな顔になるさ。明るくて温かい…太陽みたいなヤツだからな」
「…へ、へえ」
どう応えていいか分からずに昏田は引きつった顔で相づちを打った。そんな昏田の態度など気にも留めずに狡噛は更に思った。
一係と合同捜査の知らせを和久から聞いた時、真っ先に幸子が浮かんだのは事実だ。
「天利のいうとおりだ」
「え?」
「確かに俺は浮き足立っているのかもしれない」
気持ちの昂りを感じながら狡噛が言った。
「あっ、狡噛さん! 聞いてもいいですか?」
椅子から立ち上がりツカツカと側に寄ってきた天利の顔はワクワクが抑えられないといった様子。
執行官デスクに着いて金平糖を口に運んでいた花表翼(とりいつばさ)もクールを装ってはいるが、かなり興味津々そうに天利と狡噛を注目している。
「なんだ?」
「狡噛さんて、一係の木梨監視官と付き合っているんですか?」
「――っ??!!」
思わず脱いだジャケットを取り落としそうになった。
「あっつい展開キタ!」
興奮したように椅子からガタッと立ち上がり花表が叫んだ。
動揺した表情で天利を見ると好奇心に輝く瞳で返答を待っている。
「な、なんでそう言う話になるんだ!?」
「えー だって、さっきも2人だけ残って何か話してましたし」
「それは…同期だからな。積もる話もあるさ」
「同期と言えば一係の宜野座監視官だって」
「狡噛さーん、宜野座監視官と積もる話はないんですかー!?」
「揚げ足を取るなっ!!」
花表まで一緒になって追及してくる。
刑事が尋問にかけられるとはなんたる事だ。
そこへ遅れて現れた執行官が一名。
「3人で何話してるんですか?」
三係執行官の昏田尚人(くらたなおと)だ。
ただならぬ雰囲気の3人をみて怪訝そうにしている。
「あっ、ナオくん! 狡噛さんに木梨監視官との関係を尋ねてたんです」
「は? お前ら暇だな」
食べていた金平糖を花表が無言でピシッと発射!
それをパシッと難なく捕まえ、昏田は金平糖を口に放り込んだ。それから狡噛に向き直る。
「で、どうなんですか?」
「なにが?」
「だから…木梨監視官との関係ですよ」
「どうもなにも、木梨は同期の監視官…同僚だ」
他に何と応えればいいか分からず狡噛は真実のみを答えた。
狡噛が隠し事をしているなど素人目にも考えにくく、昏田は肩を竦めた。
「やっぱり。狡噛さんに浮いた噂なんて似合わないと思ったんですよ」
「昏田、お前な」
「でも、2人とも本当に嬉しそうな顔してたんですよ」
天利はあくまで2人の関係を疑ってくる。
嬉しそうな顔、か。
「あいつと話せば誰でもそんな顔になるさ。明るくて温かい…太陽みたいなヤツだからな」
「…へ、へえ」
どう応えていいか分からずに昏田は引きつった顔で相づちを打った。そんな昏田の態度など気にも留めずに狡噛は更に思った。
一係と合同捜査の知らせを和久から聞いた時、真っ先に幸子が浮かんだのは事実だ。
「天利のいうとおりだ」
「え?」
「確かに俺は浮き足立っているのかもしれない」
気持ちの昂りを感じながら狡噛が言った。