銃口を司る正義
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二階にあるキッズセンターは既に人の姿はなく、しんと静まり返っていた。
「一体何処にいるの…?!」
子供の足だ。そんなに遠くには行っていないはず。
幸子はもう一度センター内を隈無く捜し始めた。
母親はいなかったと言っていたが、かなり動転していたはずだ。見落とした可能性もある。
そんな幸子の推理は当たっていた。
キッズセンターの奥。真っ赤な象の置物の影で女の子を発見したのだ。
「美佳ちゃん?」
声をかけると女の子はコクりと頷いた。
「お姉ちゃん、だれ?」
「公安の…刑事だよ」
「けいじさん…? うわぁ、かっこいい!」
女の子は はしゃぎながら幸子の側へ近寄ってきた。
警戒されたらどうしようかと思っていたが、その心配は皆無だった。物怖じしない子らしい。
「ずっとここで遊んでいたの?」
「うん。ママがここで待ってなさいって言ったから。みか、ちゃんと約束守ってたんだよ」
「そっか、偉かったね」
頭を撫でてやると、女の子は屈託のない嬉しそうな笑顔を見せた。
「あのね。お姉ちゃん、美佳ちゃんのママに頼まれて美佳ちゃんを迎えに来たんだよ」
「ママに?」
「うん、お外で美佳ちゃんを待ってるよ」
「みか、ママのとこ行くー!」
手を差し出すと小さな手がそれを握った。
離れないようしっかりと握り歩き出した幸子はキッズセンターの入口でその歩みを止めた。
「なんだテメェら。一般人か?」
鈍器を持った男と鉢合わせてしまったのは、その直後だった。
「一体何処にいるの…?!」
子供の足だ。そんなに遠くには行っていないはず。
幸子はもう一度センター内を隈無く捜し始めた。
母親はいなかったと言っていたが、かなり動転していたはずだ。見落とした可能性もある。
そんな幸子の推理は当たっていた。
キッズセンターの奥。真っ赤な象の置物の影で女の子を発見したのだ。
「美佳ちゃん?」
声をかけると女の子はコクりと頷いた。
「お姉ちゃん、だれ?」
「公安の…刑事だよ」
「けいじさん…? うわぁ、かっこいい!」
女の子は はしゃぎながら幸子の側へ近寄ってきた。
警戒されたらどうしようかと思っていたが、その心配は皆無だった。物怖じしない子らしい。
「ずっとここで遊んでいたの?」
「うん。ママがここで待ってなさいって言ったから。みか、ちゃんと約束守ってたんだよ」
「そっか、偉かったね」
頭を撫でてやると、女の子は屈託のない嬉しそうな笑顔を見せた。
「あのね。お姉ちゃん、美佳ちゃんのママに頼まれて美佳ちゃんを迎えに来たんだよ」
「ママに?」
「うん、お外で美佳ちゃんを待ってるよ」
「みか、ママのとこ行くー!」
手を差し出すと小さな手がそれを握った。
離れないようしっかりと握り歩き出した幸子はキッズセンターの入口でその歩みを止めた。
「なんだテメェら。一般人か?」
鈍器を持った男と鉢合わせてしまったのは、その直後だった。