銃口を司る正義
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窃盗団が管理センターをジャックし 全ての扉を封鎖してしまった為、逃げ遅れて施設内に取り残された人々の避難誘導にあたる。
「皆さん、落ち着いて避難して下さい!」
幸子は憩いの場と呼ばれる広間で声を張り上げ、三係が抉じ開けた非常口に人々を誘導していた。
管理センターをジャックされた状態で非常口を開放出来たと言う事は、おそらく既に窃盗団も包囲されており 逮捕も時間の問題なのだろう。
まあ、仮にそうだとしても気は抜けない。
ここにいる人々の身の安全が最優先だ。
研修中とはいえ、自分は公安局の刑事なのだ。
絶対に守らなくては…!
「すみません!」
取り残されていたほとんどの人を安全に逃がした頃、一人の女性が蒼白な顔で幸子に駆け寄ってきた。一見してただ事じゃない。
「どうしました?」
「子供が…子供がいないんです!」
その女性…子供の母親の話によるとこうだ。
子供をモール内にあるキッズセンターに預けて買い物へ出た所で今回の事件が発生した。
慌ててキッズセンターへ向かったが、場は大混乱で中々進めなかった。ようやくキッズセンターへ辿り着いた時には、子供の姿はなかったという。
「お子さんのお名前と性別…それに身体的な特徴を教えて下さい」
「名前は美佳。7歳の女の子です。黒い髪をふたつに結んでいて、青いワンピースを着ています!」
「分かりました。私が必ず無事に連れて帰ります。だから…あなたは外の安全な場所で待機していて下さい」
「美佳を…あの子をよろしくお願いします!」
非常口から外へ出る直前まで母親は泣きながらお願いしますと叫んでいた。
幸子はドミネーターを構え 混乱が収まりつつある広間を見渡した。
怖い。足がすくむ。
でも、
(絶対に探しだしてみせる!)
意を決して二階へと続く階段を駆け上がった。
「皆さん、落ち着いて避難して下さい!」
幸子は憩いの場と呼ばれる広間で声を張り上げ、三係が抉じ開けた非常口に人々を誘導していた。
管理センターをジャックされた状態で非常口を開放出来たと言う事は、おそらく既に窃盗団も包囲されており 逮捕も時間の問題なのだろう。
まあ、仮にそうだとしても気は抜けない。
ここにいる人々の身の安全が最優先だ。
研修中とはいえ、自分は公安局の刑事なのだ。
絶対に守らなくては…!
「すみません!」
取り残されていたほとんどの人を安全に逃がした頃、一人の女性が蒼白な顔で幸子に駆け寄ってきた。一見してただ事じゃない。
「どうしました?」
「子供が…子供がいないんです!」
その女性…子供の母親の話によるとこうだ。
子供をモール内にあるキッズセンターに預けて買い物へ出た所で今回の事件が発生した。
慌ててキッズセンターへ向かったが、場は大混乱で中々進めなかった。ようやくキッズセンターへ辿り着いた時には、子供の姿はなかったという。
「お子さんのお名前と性別…それに身体的な特徴を教えて下さい」
「名前は美佳。7歳の女の子です。黒い髪をふたつに結んでいて、青いワンピースを着ています!」
「分かりました。私が必ず無事に連れて帰ります。だから…あなたは外の安全な場所で待機していて下さい」
「美佳を…あの子をよろしくお願いします!」
非常口から外へ出る直前まで母親は泣きながらお願いしますと叫んでいた。
幸子はドミネーターを構え 混乱が収まりつつある広間を見渡した。
怖い。足がすくむ。
でも、
(絶対に探しだしてみせる!)
意を決して二階へと続く階段を駆け上がった。