銃口を司る正義
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現れたのは眼鏡をかけた知的な男。
レイドジャケットを着ている所をみると、監視官だろう。
「この2人は?」
「公安局のキャリア研修生だ。オフでたまたま立ち寄ったらしい」
「なるほど。若き監視官の卵達ですね。
僕は和久善哉。刑事課三係の監視官です」
和久は穏やかに微笑んだ。
「狡噛慎也です」
「木梨幸子です」
「2人共災難でしたね。せっかくのオフにこんな現場に出会すとは」
「いえ、むしろ好都合でした。和久監視官、何かお役に立てる事はありませんか?」
狡噛は迷わず和久に協力を申し出た。真っ直ぐで正義感の強い彼らしい。
和久の眼鏡の奥の瞳がキラリと光った。
「刑事課の人手不足は深刻です。研修中の監視官と言えども、出来る事はたくさんあります」
「手伝わせて下さい!」
申し出た後、狡噛は幸子の方をちらりと見やる。
「悪いが俺は現場に残る。だから…」
「和久監視官、私にも何かお手伝いさせて下さい」
「おい、アンタまで危険な目にあう必要はないんだ」
「私だって狡噛くんと同じ気持ちだよ。事件を…人質を放っておけないもん」
「木梨…」
これは研修の一環ではないのだ。何があるか分からない。……正直言うと怖い。
だが人質にされている人々を思うと、居ても立ってもいられないのも事実で。
「おいおい、お前達…」
「征陸さん」
物申したそうな征陸を制した和久は2人を見つめた。
真剣なまなざしで数十秒。それから表情を緩める。
「君達の熱意は充分に伝わりました。では狡噛君に木梨さん。手伝って頂けますか?」
「はい!」
「はいっ」
「良い返事です」
和久が満足そうに頷き、デバイスを操作する。
「さて、事件の概要は征陸さんに聞いていると思うので省きましょう。我々の目的は犯人の鎮圧 並びに人質の解放です。狡噛君と木梨さんには 征陸さんと共に施設内に取り残されている人々の誘導をお願いします」
一頻り説明を受けた頃に和久のデバイスがピピッと鳴った。
端末を開き、受信した情報を確認した和久はパトカーの方へ2人を誘導した。
「こっちです」
レイドジャケットを着ている所をみると、監視官だろう。
「この2人は?」
「公安局のキャリア研修生だ。オフでたまたま立ち寄ったらしい」
「なるほど。若き監視官の卵達ですね。
僕は和久善哉。刑事課三係の監視官です」
和久は穏やかに微笑んだ。
「狡噛慎也です」
「木梨幸子です」
「2人共災難でしたね。せっかくのオフにこんな現場に出会すとは」
「いえ、むしろ好都合でした。和久監視官、何かお役に立てる事はありませんか?」
狡噛は迷わず和久に協力を申し出た。真っ直ぐで正義感の強い彼らしい。
和久の眼鏡の奥の瞳がキラリと光った。
「刑事課の人手不足は深刻です。研修中の監視官と言えども、出来る事はたくさんあります」
「手伝わせて下さい!」
申し出た後、狡噛は幸子の方をちらりと見やる。
「悪いが俺は現場に残る。だから…」
「和久監視官、私にも何かお手伝いさせて下さい」
「おい、アンタまで危険な目にあう必要はないんだ」
「私だって狡噛くんと同じ気持ちだよ。事件を…人質を放っておけないもん」
「木梨…」
これは研修の一環ではないのだ。何があるか分からない。……正直言うと怖い。
だが人質にされている人々を思うと、居ても立ってもいられないのも事実で。
「おいおい、お前達…」
「征陸さん」
物申したそうな征陸を制した和久は2人を見つめた。
真剣なまなざしで数十秒。それから表情を緩める。
「君達の熱意は充分に伝わりました。では狡噛君に木梨さん。手伝って頂けますか?」
「はい!」
「はいっ」
「良い返事です」
和久が満足そうに頷き、デバイスを操作する。
「さて、事件の概要は征陸さんに聞いていると思うので省きましょう。我々の目的は犯人の鎮圧 並びに人質の解放です。狡噛君と木梨さんには 征陸さんと共に施設内に取り残されている人々の誘導をお願いします」
一頻り説明を受けた頃に和久のデバイスがピピッと鳴った。
端末を開き、受信した情報を確認した和久はパトカーの方へ2人を誘導した。
「こっちです」