銃口を司る正義
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映画鑑賞を終えた2人は、近くの喫茶店で休憩する事にした。
狡噛はコーヒーを、幸子はアールグレイを各々注文する。
「美味しい」
「それは良かった」
アールグレイに舌鼓を打つ幸子に苦笑しながら 狡噛は自らもコーヒーを口に運ぶ。
「紅茶が好きなのか?」
「うん。特にアールグレイが」
「こだわりなんだな」
「そう。味は勿論だけど、香りがね、好きなんだ。気持ちが落ち着くの」
ストローで掻き回すと、氷がカランカランと小気味良い音を立てた。
「ね、映画どうだった?」
「在り来たりな恋愛話ではあるが……奥は深いな」
「でしょ?」
幸子は身を乗り出して目を輝かせた。
狡噛の意見が変わったのが素直に嬉しい。
「ちょっとでも狡噛くんが雨に唄うを気に入ってくれたのなら…今日本当に来て良かったよ」
「はは、大袈裟だな」
「それくらい嬉しいの」
「木梨は本当にあの作品が好きなんだな」
「うん、大好き。2人の純粋さが素敵だから」
恋愛映画に特別興味がある訳ではない(ホラーに比べたら断然好みだが)
それでもこの作品には何故か惹かれるものがあった。
その理由はきっと、恋人同士である主人公とヒロインの互いを想う気持ち。絆の強さ。
「自分の全てをかけて相手を愛する――すごいよね」
「そうだな。まあ、まだ俺にはそんな感情はピンと来ないが」
「うん。私もだよ。でも…いつかそんな相手と巡り会えたら素敵だな」
「ロマンティストなんだな、木梨は」
不思議な事に話題が尽きる事はなく、気がつけば一時間以上が経過していた。
会計を済ませて喫茶店を出る頃には、辺りは夕闇に包まれていた。時刻は16時30分。
「さてと、これからどうする? 疲れたなら早めに帰るのもいいし」
「狡噛くんは?疲れた?」
「いや、まだ元気有り余ってるって感じだ」
「あはは、私も!」
疲れた処かどんどん元気になっている気すらする。
それに…心の何処かでまだ狡噛と一緒にいたい気持ちもあった。
「それならこの近くに出来たショッピングモールに行ってみないか? 少しぶらぶらしてから夕飯を食って帰ろう」
「賛成!」
異議はなかった。
2人は連れだってショッピングモールへと歩き出した。
狡噛はコーヒーを、幸子はアールグレイを各々注文する。
「美味しい」
「それは良かった」
アールグレイに舌鼓を打つ幸子に苦笑しながら 狡噛は自らもコーヒーを口に運ぶ。
「紅茶が好きなのか?」
「うん。特にアールグレイが」
「こだわりなんだな」
「そう。味は勿論だけど、香りがね、好きなんだ。気持ちが落ち着くの」
ストローで掻き回すと、氷がカランカランと小気味良い音を立てた。
「ね、映画どうだった?」
「在り来たりな恋愛話ではあるが……奥は深いな」
「でしょ?」
幸子は身を乗り出して目を輝かせた。
狡噛の意見が変わったのが素直に嬉しい。
「ちょっとでも狡噛くんが雨に唄うを気に入ってくれたのなら…今日本当に来て良かったよ」
「はは、大袈裟だな」
「それくらい嬉しいの」
「木梨は本当にあの作品が好きなんだな」
「うん、大好き。2人の純粋さが素敵だから」
恋愛映画に特別興味がある訳ではない(ホラーに比べたら断然好みだが)
それでもこの作品には何故か惹かれるものがあった。
その理由はきっと、恋人同士である主人公とヒロインの互いを想う気持ち。絆の強さ。
「自分の全てをかけて相手を愛する――すごいよね」
「そうだな。まあ、まだ俺にはそんな感情はピンと来ないが」
「うん。私もだよ。でも…いつかそんな相手と巡り会えたら素敵だな」
「ロマンティストなんだな、木梨は」
不思議な事に話題が尽きる事はなく、気がつけば一時間以上が経過していた。
会計を済ませて喫茶店を出る頃には、辺りは夕闇に包まれていた。時刻は16時30分。
「さてと、これからどうする? 疲れたなら早めに帰るのもいいし」
「狡噛くんは?疲れた?」
「いや、まだ元気有り余ってるって感じだ」
「あはは、私も!」
疲れた処かどんどん元気になっている気すらする。
それに…心の何処かでまだ狡噛と一緒にいたい気持ちもあった。
「それならこの近くに出来たショッピングモールに行ってみないか? 少しぶらぶらしてから夕飯を食って帰ろう」
「賛成!」
異議はなかった。
2人は連れだってショッピングモールへと歩き出した。