銃口を司る正義
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日曜日――。
待ち合わせ場所へと向かいながら幸子は通話をしていた。
通話相手は宜野座。
「うん、分かった。お大事にってお伝えしてね」
通話を終え 待ち合わせ場所へ急ぐと、既に狡噛はやって来ていた。
「狡噛くん!」
手を振ると こちらに気づいた狡噛が手を挙げて応えてくれる。幸子は足早に狡噛の許へと近づいていった。
「ごめん、待った?」
「今来た所だ。…それにしても――」
と狡噛の視線が上から下へと動く。
「な、なあに?」
「いや、私服の木梨を見るのは初めてだと思ってさ」
確かに今日はいつものスーツではない。
白と桃色地のドッキングワンピースに薄い紫のカーディガンというコーデだ。
「変かな…?」
「いや、よく似合ってるよ」
「ふふ。ありがとう。狡噛くんも素敵だよ」
「それは光栄だな」
狡噛の方は男性という事もあり、夏用の薄手のジャケットにギンガムチェックのシャツ。それにジーンズという出で立ちだ。とてもよく似合っている。
「それはそうと、残るはギノだが……」
「狡噛くんにも連絡あった?」
「ああ。「祖母が体調を崩したので見舞いに行く、映画はまた今度だ」とさ」
「伸元、おばあちゃんの事大切にしてるから」
「そういう所、あいつの良い所だよな」
「うん。私もそう思う」
それから少し間をあけて幸子は尋ねた。
「ねえ、狡噛くんて……伸元のご両親のこと…」
「ああ。少しは聞いてる。父親が執行官をしてる事もな」
宜野座が狡噛に自分の生い立ちを話していたのがなんとなく嬉しかった。
「伸元のお父さん…これから私達の同僚になる方。すごく素敵な方なんだよ」
「それは逢うのが楽しみだな」
見交わして笑いあう。
仕切り直しだ。
「さて。最初の予定からは随分人数が減ったが、せっかくだから観に行くか」
「うんっ!」
急用が入ったと昨日断りを入れてきていた青柳と、祖母の見舞いで欠席の宜野座。
せっかくだ。2人の分まで楽しまないと!
待ち合わせ場所へと向かいながら幸子は通話をしていた。
通話相手は宜野座。
「うん、分かった。お大事にってお伝えしてね」
通話を終え 待ち合わせ場所へ急ぐと、既に狡噛はやって来ていた。
「狡噛くん!」
手を振ると こちらに気づいた狡噛が手を挙げて応えてくれる。幸子は足早に狡噛の許へと近づいていった。
「ごめん、待った?」
「今来た所だ。…それにしても――」
と狡噛の視線が上から下へと動く。
「な、なあに?」
「いや、私服の木梨を見るのは初めてだと思ってさ」
確かに今日はいつものスーツではない。
白と桃色地のドッキングワンピースに薄い紫のカーディガンというコーデだ。
「変かな…?」
「いや、よく似合ってるよ」
「ふふ。ありがとう。狡噛くんも素敵だよ」
「それは光栄だな」
狡噛の方は男性という事もあり、夏用の薄手のジャケットにギンガムチェックのシャツ。それにジーンズという出で立ちだ。とてもよく似合っている。
「それはそうと、残るはギノだが……」
「狡噛くんにも連絡あった?」
「ああ。「祖母が体調を崩したので見舞いに行く、映画はまた今度だ」とさ」
「伸元、おばあちゃんの事大切にしてるから」
「そういう所、あいつの良い所だよな」
「うん。私もそう思う」
それから少し間をあけて幸子は尋ねた。
「ねえ、狡噛くんて……伸元のご両親のこと…」
「ああ。少しは聞いてる。父親が執行官をしてる事もな」
宜野座が狡噛に自分の生い立ちを話していたのがなんとなく嬉しかった。
「伸元のお父さん…これから私達の同僚になる方。すごく素敵な方なんだよ」
「それは逢うのが楽しみだな」
見交わして笑いあう。
仕切り直しだ。
「さて。最初の予定からは随分人数が減ったが、せっかくだから観に行くか」
「うんっ!」
急用が入ったと昨日断りを入れてきていた青柳と、祖母の見舞いで欠席の宜野座。
せっかくだ。2人の分まで楽しまないと!