#07 レモネードキャンディの告白
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幸子に話を聞いてもらい、胸の仕えが取れた常守は うーん…と伸びをした。それを見て幸子はクスリと笑む。
「ふふ…少しは気持ちが軽くなったみたいだね」
「はい。苦手はまだあるけど…狡噛さんときちんと向き合えそうです」
「それなら良かった」
「でも私…狡噛さんが幸子さんにしたセクハラは許せないんですよね」
「セクハラ??」
なんの話だろう?
2人きりの時はともかく、狡噛にセクハラされた覚えなどないが。
幸子がハテナ顔で首を傾げていると、常守は憤慨したように拳を握った。
「忘れちゃったんですか?! 先日のドローン工場の事件の時ですよ。狡噛さんがトイレで幸子さんにした、あの――」
「っ??!」
思い出した…!あの時嫉妬に駆られた狡噛にキスされたんだった。
しかもばっちり常守と目があっている。そらしようのない事実だ。
「いくら金原の悪事を暴く為と言ってもあれはやりすぎです!!」
「…っ……」
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる!
もう混ぜ返して欲しくないのが本音だ。
「その話はもういいよ、朱ちゃん…」
「全然よくないです!私、幸子さんが大好きなんですから! ……あっ」
しまった、というように常守は口を手で抑え幸子を見た。
「ご、ごめんなさい。変なこと言って」
「ううん、変じゃないよ。すごく嬉しいもん。私も朱ちゃん大好きだよっ」
幸子が笑えば、釣られて常守も照れくさそうに笑った。
「好きなんですよね。幸子さんの考え方とか人への接し方とか、すごく…」
ああ、私も同じだと幸子は思った。
そうか。常守の思考が誰かに似ていると思ったら……彼だ。狡噛慎也。
「ふふ…」
「幸子さん!?」
「ごめんね。朱ちゃんに似た人を思い出して」
「私に似た人…?」
常守はきょとんとしている。
「ねっ、朱ちゃん」
「は、はい。なんでしょう?」
「これからは敬語はなし。約束してくれる?」
「はい!あっ…う、うん。少しずつなくしていくね」
ははは…と常守が苦笑いしてぽりぽりと頭を掻いた。
喋り方だけが要因なわけではないが、また少し常守との距離が縮まった。そう確信する。
「ふふ…少しは気持ちが軽くなったみたいだね」
「はい。苦手はまだあるけど…狡噛さんときちんと向き合えそうです」
「それなら良かった」
「でも私…狡噛さんが幸子さんにしたセクハラは許せないんですよね」
「セクハラ??」
なんの話だろう?
2人きりの時はともかく、狡噛にセクハラされた覚えなどないが。
幸子がハテナ顔で首を傾げていると、常守は憤慨したように拳を握った。
「忘れちゃったんですか?! 先日のドローン工場の事件の時ですよ。狡噛さんがトイレで幸子さんにした、あの――」
「っ??!」
思い出した…!あの時嫉妬に駆られた狡噛にキスされたんだった。
しかもばっちり常守と目があっている。そらしようのない事実だ。
「いくら金原の悪事を暴く為と言ってもあれはやりすぎです!!」
「…っ……」
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる!
もう混ぜ返して欲しくないのが本音だ。
「その話はもういいよ、朱ちゃん…」
「全然よくないです!私、幸子さんが大好きなんですから! ……あっ」
しまった、というように常守は口を手で抑え幸子を見た。
「ご、ごめんなさい。変なこと言って」
「ううん、変じゃないよ。すごく嬉しいもん。私も朱ちゃん大好きだよっ」
幸子が笑えば、釣られて常守も照れくさそうに笑った。
「好きなんですよね。幸子さんの考え方とか人への接し方とか、すごく…」
ああ、私も同じだと幸子は思った。
そうか。常守の思考が誰かに似ていると思ったら……彼だ。狡噛慎也。
「ふふ…」
「幸子さん!?」
「ごめんね。朱ちゃんに似た人を思い出して」
「私に似た人…?」
常守はきょとんとしている。
「ねっ、朱ちゃん」
「は、はい。なんでしょう?」
「これからは敬語はなし。約束してくれる?」
「はい!あっ…う、うん。少しずつなくしていくね」
ははは…と常守が苦笑いしてぽりぽりと頭を掻いた。
喋り方だけが要因なわけではないが、また少し常守との距離が縮まった。そう確信する。