#07 レモネードキャンディの告白
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それは本当に偶然だった。
退屈しのぎに始めたネットサーフィン。
自分の分身である小さな黄色い鳥のアバターが訪れた先は――人気アバター・タリスマンのコミュフィールド。
いつもながらに訪問者の多い ここ『タリスマン・サルーン』で、幸子は気まずい現場を目撃してしまうのだった。
今宵の相談者は『レモネードキャンディ』と名乗るアバター。
彼女の悩みをタリスマンがどのように解決するのか目撃しようと集まったアバター集団の中に幸子もいた。
ところが――‥
「あたしのトモダチが今すごく困ってて、だからその子のことを話したいの。タリスマン」
いざ話を聞いてみると、それはなんだか覚えのある内容であり。
「??!……(もしかして…朱ちゃん?!)」
推測でしかないが、多分間違いないだろう。
だとすると今彼女が相談している"困った同僚"とは――
(し、慎也のこと…だよね?)
上司が自分の恋人兼同僚の相談をする現場に居合わせるなんて、なんというタイミングの悪さ。
タリスマンの解決ぶりに拍手喝采する集団の中で、幸子はなんとなく一人縮こまっていた…。
退屈しのぎに始めたネットサーフィン。
自分の分身である小さな黄色い鳥のアバターが訪れた先は――人気アバター・タリスマンのコミュフィールド。
いつもながらに訪問者の多い ここ『タリスマン・サルーン』で、幸子は気まずい現場を目撃してしまうのだった。
今宵の相談者は『レモネードキャンディ』と名乗るアバター。
彼女の悩みをタリスマンがどのように解決するのか目撃しようと集まったアバター集団の中に幸子もいた。
ところが――‥
「あたしのトモダチが今すごく困ってて、だからその子のことを話したいの。タリスマン」
いざ話を聞いてみると、それはなんだか覚えのある内容であり。
「??!……(もしかして…朱ちゃん?!)」
推測でしかないが、多分間違いないだろう。
だとすると今彼女が相談している"困った同僚"とは――
(し、慎也のこと…だよね?)
上司が自分の恋人兼同僚の相談をする現場に居合わせるなんて、なんというタイミングの悪さ。
タリスマンの解決ぶりに拍手喝采する集団の中で、幸子はなんとなく一人縮こまっていた…。