#40 決意と覚悟
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人が出払い静まり返った一係オフィス。
デスクに着いた幸子は机の上で結んだ両手をじっと眺めていた。
このままでは狡噛が人殺しになるのは時間の問題だ。だがもう狡噛は、槙島を裁く事でしか己自身との折り合いをつけられないのだ。
(私はそれでいいの? 慎也が槙島聖護を裁くのを黙って見守るだけで)
常守は言った。
狡噛が人殺しになる前に槙島を捕まえようと。
だが逆に言えば、それは狡噛の執念を挫くことになり。
(朱ちゃんは、それでも慎也より先に槙島聖護を捕まえる道を選んだんだ…)
強い子だと思う。
常守は自分の信念に真っ直ぐな人だ。
悩みながらも恐れずに信じた正義を貫き通す。
狡噛の姿が重なったのは これで何度目だろう。常守は狡噛によく似ている。
デスクに着いた幸子は机の上で結んだ両手をじっと眺めていた。
このままでは狡噛が人殺しになるのは時間の問題だ。だがもう狡噛は、槙島を裁く事でしか己自身との折り合いをつけられないのだ。
(私はそれでいいの? 慎也が槙島聖護を裁くのを黙って見守るだけで)
常守は言った。
狡噛が人殺しになる前に槙島を捕まえようと。
だが逆に言えば、それは狡噛の執念を挫くことになり。
(朱ちゃんは、それでも慎也より先に槙島聖護を捕まえる道を選んだんだ…)
強い子だと思う。
常守は自分の信念に真っ直ぐな人だ。
悩みながらも恐れずに信じた正義を貫き通す。
狡噛の姿が重なったのは これで何度目だろう。常守は狡噛によく似ている。