#31 飛び込んできた事件
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狡噛は壁を背にして背後からの攻撃を防ぎながら次々と襲いくる黒ローブを相手取った。
ドミネーターで執行しながら、それが間に合わない相手は鋭い蹴りで仕留めていく。そして――‥
「?!……」
音が止んだ。
抱きしめてくる腕の力が緩んだのに気づき、顔を上げる。
「狡噛くん…」
「任務完了だ」
振り返り廊下を見渡すと、自分達以外に立っている者は誰も居なかった。
(すごい……)
本当に一人で全てカタをつけてしまったのだ。
これが……狡噛慎也。
「そうだ…怪我は?! 狡噛くん、怪我してない?」
ハッとして狡噛に視線を戻す。狡噛はまたも苦笑した。
「そんなに心配しなくても怪我なんてしてないさ」
確かに息がかなり乱れてはいるが、それらしい怪我は見当たらなかった。
普段から極限まで鍛え上げている狡噛にとっては、数だけでなんとも歯応えのない敵だったのだろう。
「良かった…」
幸子はようやく胸を撫で下ろした。
ドミネーターで執行しながら、それが間に合わない相手は鋭い蹴りで仕留めていく。そして――‥
「?!……」
音が止んだ。
抱きしめてくる腕の力が緩んだのに気づき、顔を上げる。
「狡噛くん…」
「任務完了だ」
振り返り廊下を見渡すと、自分達以外に立っている者は誰も居なかった。
(すごい……)
本当に一人で全てカタをつけてしまったのだ。
これが……狡噛慎也。
「そうだ…怪我は?! 狡噛くん、怪我してない?」
ハッとして狡噛に視線を戻す。狡噛はまたも苦笑した。
「そんなに心配しなくても怪我なんてしてないさ」
確かに息がかなり乱れてはいるが、それらしい怪我は見当たらなかった。
普段から極限まで鍛え上げている狡噛にとっては、数だけでなんとも歯応えのない敵だったのだろう。
「良かった…」
幸子はようやく胸を撫で下ろした。