#23 過去からの深淵
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槙島は恐怖に戦く幸子の表情を見つめたまま、一歩一歩ドア前までゆっくりと後退していった。
「木梨幸子。今度はどんな選択をするのかな?」
バッと昴の目元を覆っていた布を取り去ると同時に、チェが手首の拘束具を外した。
昴は室内の明るさに眩しそうに目を細めたが、やがて目が慣れてくると興奮したように一点を見つめた。その先にいるのは――‥
「木梨さん…!!」
「っ、あ…」
あの時と変わらない、狂ったように自分を見つめる男の熱いまなざし。
「夢のようだ。また木梨さんと再会出来る日が来るなんて…!!」
「や…っ…」
ふるふると首を横に振りながら否定を表す幸子が後退ろうとするより早く、昴が動いた。
「木梨さん木梨さん木梨さんッ!!!」
「あああっ!」
逃げる間もなく幸子はベッドに倒された。すぐにのしかかってくるかつての警備員。
「ああ…木梨さん……この四年間、あなたを忘れた事は片時もありませんでした」
「やだ!……慎也!!」
「狡噛慎也は現れない。君を守れるのは君だけだ」
腕を組んで壁に寄りかかり高みの見物を決め込んでいた槙島が言葉を投げた。それは暗に拳銃の使用を仄めかしていて。
「やっとあなたを僕だけのものに出来る」
「いやあああっ!」
昴の大きな手のひらがブラウスの上を撫でるように動き、柔らかなそれを強く鷲掴んだ。
「さあ、木梨幸子。君に残された時間は多くない。早くしないと手遅れになるよ」
「やだ…、そんなもの要らない」
いくら身を守る為でも、銃を持ち人を殺めるなどしたくない!
槙島の警告に抵抗するように激しく首を振ると同時に、絹を裂くような音が響きブラウスが引き裂かれた。
「やだぁ!!」
「木梨さん…綺麗だ」
「お願い……やめ…て…」
最早幸子の声は昴には届いていない。
破れたブラウスから覗く白い肌に酷く興奮した昴は、彼女に馬乗りになったまま邪魔な下着を取り去ろうと手を動かした。
「木梨幸子。今度はどんな選択をするのかな?」
バッと昴の目元を覆っていた布を取り去ると同時に、チェが手首の拘束具を外した。
昴は室内の明るさに眩しそうに目を細めたが、やがて目が慣れてくると興奮したように一点を見つめた。その先にいるのは――‥
「木梨さん…!!」
「っ、あ…」
あの時と変わらない、狂ったように自分を見つめる男の熱いまなざし。
「夢のようだ。また木梨さんと再会出来る日が来るなんて…!!」
「や…っ…」
ふるふると首を横に振りながら否定を表す幸子が後退ろうとするより早く、昴が動いた。
「木梨さん木梨さん木梨さんッ!!!」
「あああっ!」
逃げる間もなく幸子はベッドに倒された。すぐにのしかかってくるかつての警備員。
「ああ…木梨さん……この四年間、あなたを忘れた事は片時もありませんでした」
「やだ!……慎也!!」
「狡噛慎也は現れない。君を守れるのは君だけだ」
腕を組んで壁に寄りかかり高みの見物を決め込んでいた槙島が言葉を投げた。それは暗に拳銃の使用を仄めかしていて。
「やっとあなたを僕だけのものに出来る」
「いやあああっ!」
昴の大きな手のひらがブラウスの上を撫でるように動き、柔らかなそれを強く鷲掴んだ。
「さあ、木梨幸子。君に残された時間は多くない。早くしないと手遅れになるよ」
「やだ…、そんなもの要らない」
いくら身を守る為でも、銃を持ち人を殺めるなどしたくない!
槙島の警告に抵抗するように激しく首を振ると同時に、絹を裂くような音が響きブラウスが引き裂かれた。
「やだぁ!!」
「木梨さん…綺麗だ」
「お願い……やめ…て…」
最早幸子の声は昴には届いていない。
破れたブラウスから覗く白い肌に酷く興奮した昴は、彼女に馬乗りになったまま邪魔な下着を取り去ろうと手を動かした。