#19 空色の温もり
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その意外な返答に六合塚は驚き目を丸くした。
「私の…?」
「そう。ずっと辛そうな顔してるから笑ってほしいって……あんたの心配ばかりしてた」
「!!」
そういえば…と六合塚は思い出す。
一係に配属されたての頃、幸子はことある毎に接触を求めてきた。
時には外出に誘われることもあった。
部屋で夜通し会話をし、そのまま眠ってしまったりもした。
「私に構わないで」
最初の内は幸子の好意に裏を感じてしまい、突っぱねて悲しませてしまった。しかし幸子と接すれば接するほど、彼女には表裏が存在しないと判り。
「弥生ちゃんは私にとって大切な…妹みたいな存在なの」
その言葉に複雑な想いを感じた。
「おーおー、どうしたどうした?急に静かになっちゃって。さては感傷に浸っているな?」
「そんなんじゃないわよ」
あっけらかんとした唐之杜とのやりとりに救われつつ、六合塚は己の体にきちっとブランケットをかけ直して目を閉じた。
「ちょっと、弥生!?」
「もう少し寝るわ」
そうして目を閉じれば、すぐに微睡みに包まれる。
間近に感じる香水の香りとブランケットの優しい肌触りに触れながら、六合塚は再び眠りに誘われていった。
「私の…?」
「そう。ずっと辛そうな顔してるから笑ってほしいって……あんたの心配ばかりしてた」
「!!」
そういえば…と六合塚は思い出す。
一係に配属されたての頃、幸子はことある毎に接触を求めてきた。
時には外出に誘われることもあった。
部屋で夜通し会話をし、そのまま眠ってしまったりもした。
「私に構わないで」
最初の内は幸子の好意に裏を感じてしまい、突っぱねて悲しませてしまった。しかし幸子と接すれば接するほど、彼女には表裏が存在しないと判り。
「弥生ちゃんは私にとって大切な…妹みたいな存在なの」
その言葉に複雑な想いを感じた。
「おーおー、どうしたどうした?急に静かになっちゃって。さては感傷に浸っているな?」
「そんなんじゃないわよ」
あっけらかんとした唐之杜とのやりとりに救われつつ、六合塚は己の体にきちっとブランケットをかけ直して目を閉じた。
「ちょっと、弥生!?」
「もう少し寝るわ」
そうして目を閉じれば、すぐに微睡みに包まれる。
間近に感じる香水の香りとブランケットの優しい肌触りに触れながら、六合塚は再び眠りに誘われていった。