雲鳥の統べる空
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「お祭り?」
「うん。ハルちゃんと行くんだけど、幸子さんも一緒に行こうよ。あっ、ハルちゃんはね、緑中に通ってるお友達だよ。いい子だからきっと幸子さんも好きになるよ」
放課後。教室に現れた京子は、幸子を祭に誘った。
三浦ハルと面識はないが、京子が言うのだからとても良い子なのだろう。
「へぇ、楽しそうだね♪」
「うん、絶対楽しいよ。花火も上がるんだよ」
「花火…」
雲雀と一緒に見れたらどんなに嬉しくて幸せだろう。
雲雀恭弥と恋人同士になってまだ10日程。デートはほとんどが並中応接室で、それらしい外出をした事がない。
(誘ったら恭弥も来てくれるかな…?)
そう考えるだけでわくわくしてしまう。
「…私も行っていい?」
「決まりだね!」
嬉しそうに頷く京子に、頬を染めた幸子が続ける。
「ね、京子ちゃん。その…つ、付き合ってる人も…連れてきていいかな?」
"恋人"や"彼氏"よりはと思ったが、"付き合ってる人"という言葉の響きでも充分恥ずかしかった。
「幸子さん、お付き合いしてる人いるの!?」
「う、うん…っ。10日前から…」
「わー どんな人!? 並中生?」
幸子の手を取った京子が、まるで自分の事のようにはしゃいでくれる。
京子だけでなく他の友人達にも、幸子は恋人が出来た事を告げてはいなかった。これが初めてのカミングアウトだ。
雲雀と付き合っている事を隠すつもりはないのだが、相手はあの最強の風紀委員長である。なんとなく目立ちたくなかった…というのが正直なところだった。
でもやはり、自分の事のように喜んでくれる京子にはキチンと紹介したい。
「うん、そうなんだ。今夜紹介させて」
「うん!楽しみにしてるね!」
屈託ない笑顔で京子が頷いた。
「うん。ハルちゃんと行くんだけど、幸子さんも一緒に行こうよ。あっ、ハルちゃんはね、緑中に通ってるお友達だよ。いい子だからきっと幸子さんも好きになるよ」
放課後。教室に現れた京子は、幸子を祭に誘った。
三浦ハルと面識はないが、京子が言うのだからとても良い子なのだろう。
「へぇ、楽しそうだね♪」
「うん、絶対楽しいよ。花火も上がるんだよ」
「花火…」
雲雀と一緒に見れたらどんなに嬉しくて幸せだろう。
雲雀恭弥と恋人同士になってまだ10日程。デートはほとんどが並中応接室で、それらしい外出をした事がない。
(誘ったら恭弥も来てくれるかな…?)
そう考えるだけでわくわくしてしまう。
「…私も行っていい?」
「決まりだね!」
嬉しそうに頷く京子に、頬を染めた幸子が続ける。
「ね、京子ちゃん。その…つ、付き合ってる人も…連れてきていいかな?」
"恋人"や"彼氏"よりはと思ったが、"付き合ってる人"という言葉の響きでも充分恥ずかしかった。
「幸子さん、お付き合いしてる人いるの!?」
「う、うん…っ。10日前から…」
「わー どんな人!? 並中生?」
幸子の手を取った京子が、まるで自分の事のようにはしゃいでくれる。
京子だけでなく他の友人達にも、幸子は恋人が出来た事を告げてはいなかった。これが初めてのカミングアウトだ。
雲雀と付き合っている事を隠すつもりはないのだが、相手はあの最強の風紀委員長である。なんとなく目立ちたくなかった…というのが正直なところだった。
でもやはり、自分の事のように喜んでくれる京子にはキチンと紹介したい。
「うん、そうなんだ。今夜紹介させて」
「うん!楽しみにしてるね!」
屈託ない笑顔で京子が頷いた。