ボンゴレ式修学旅行・改
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「恭弥っ、突然どうしたの?」
「………」
部屋に入ると無言で己と幸子、2つの荷物を部屋の隅に置いた雲雀。その様子に幸子は最初、雲雀が仲居になるべく別行動をとった事を怒っているのかと思った。
「恭弥、あの…」
「君は自覚がなさすぎる」
「っ、んん……っ!!」
徐に振り返った雲雀はそう幸子に告げると、その唇を塞いだ。
幸子の着物姿を見た小動物たちを全て咬み殺してやりたい。
雲雀の独占欲は果てることがない。
「んっ…、はぁっ」
甘美な口づけから解放された幸子は、大きく酸素を取り込んだ。潤む瞳で睨み付けてやれば、雲雀は口の端を上げて笑った。
「いいね、その顔」
「もう…っ」
「自覚のない幸子が悪い」
「自覚…?」
「僕のものだっていう自覚さ」
「っ…!!」
幸子の心臓がドクリと跳ねた。
「本当は露天風呂に入ってからって思ってたけど、今すぐ君に自覚させるのもいいかもね。…幸子」
と雲雀のしなやかな指が首筋をなぞる。
「あ…っ、わ、私…京子ちゃん達と露天風呂に行くんだった」
心臓をばくばくさせながらもなんとか雲雀から離れると、幸子は浴衣や入浴に必要なものを手早く準備して逃げるように部屋を出た。
「恭弥も露天風呂楽しんで来てねっ」
パタンッと閉まる扉を見て雲雀はニヤリと笑う。
「逃がさないよ、幸子」
雲雀の甘い誘いからなんとか逃がれた幸子は、動揺を抑えながら廊下をパタパタと歩いていた。
(恭弥、怒っちゃったかな…)
雲雀とそうなる事が嫌ではないのだが、せっかくの修学旅行だ。みんなとも楽しみたい。
心の中で雲雀に謝りつつ、幸子は露天風呂へと向かったのだが。
「あれっ?」
露天風呂というからには男湯 女湯の2つしかないと思ったのに、なぜか4つも露天風呂へ続くドアがあった。
「どれが女湯かな」
「どうした、幸子」
「リボーン君!?」
いつからいたのか。幸子の傍にリボーンが立っていた。渡りに船とはこの事か。
「リボーン君、女湯ってどこか判るかな?」
「そこだぞ」
とリボーンが指した扉。幸子は「ありがとう」と礼を述べてそのドアを開けた。
バタン―‥
扉が閉まると、リボーンはそのドアにプレートをかけた。
「すまねーな、幸子。これもボンゴレの為だと思って諦めてくれ」
ドアにかけられたプレートは……『貸し切り』
「………」
部屋に入ると無言で己と幸子、2つの荷物を部屋の隅に置いた雲雀。その様子に幸子は最初、雲雀が仲居になるべく別行動をとった事を怒っているのかと思った。
「恭弥、あの…」
「君は自覚がなさすぎる」
「っ、んん……っ!!」
徐に振り返った雲雀はそう幸子に告げると、その唇を塞いだ。
幸子の着物姿を見た小動物たちを全て咬み殺してやりたい。
雲雀の独占欲は果てることがない。
「んっ…、はぁっ」
甘美な口づけから解放された幸子は、大きく酸素を取り込んだ。潤む瞳で睨み付けてやれば、雲雀は口の端を上げて笑った。
「いいね、その顔」
「もう…っ」
「自覚のない幸子が悪い」
「自覚…?」
「僕のものだっていう自覚さ」
「っ…!!」
幸子の心臓がドクリと跳ねた。
「本当は露天風呂に入ってからって思ってたけど、今すぐ君に自覚させるのもいいかもね。…幸子」
と雲雀のしなやかな指が首筋をなぞる。
「あ…っ、わ、私…京子ちゃん達と露天風呂に行くんだった」
心臓をばくばくさせながらもなんとか雲雀から離れると、幸子は浴衣や入浴に必要なものを手早く準備して逃げるように部屋を出た。
「恭弥も露天風呂楽しんで来てねっ」
パタンッと閉まる扉を見て雲雀はニヤリと笑う。
「逃がさないよ、幸子」
雲雀の甘い誘いからなんとか逃がれた幸子は、動揺を抑えながら廊下をパタパタと歩いていた。
(恭弥、怒っちゃったかな…)
雲雀とそうなる事が嫌ではないのだが、せっかくの修学旅行だ。みんなとも楽しみたい。
心の中で雲雀に謝りつつ、幸子は露天風呂へと向かったのだが。
「あれっ?」
露天風呂というからには男湯 女湯の2つしかないと思ったのに、なぜか4つも露天風呂へ続くドアがあった。
「どれが女湯かな」
「どうした、幸子」
「リボーン君!?」
いつからいたのか。幸子の傍にリボーンが立っていた。渡りに船とはこの事か。
「リボーン君、女湯ってどこか判るかな?」
「そこだぞ」
とリボーンが指した扉。幸子は「ありがとう」と礼を述べてそのドアを開けた。
バタン―‥
扉が閉まると、リボーンはそのドアにプレートをかけた。
「すまねーな、幸子。これもボンゴレの為だと思って諦めてくれ」
ドアにかけられたプレートは……『貸し切り』