ボンゴレ式修学旅行・改
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雲雀と幸子は一同から離れ、一番後ろの座席に落ち着いた。
群れを嫌う雲雀への感謝と配慮から幸子はあえてこの座席を選んだ。
ここからでもみんなの会話が聞こえてくるし、京子やハルがわざわざお菓子を勧めに来てくれる。それに、笹川が後ろを向いて大声で話しかけてきてくれたりもする(その度に雲雀は不愉快そうにしているが)
雲雀やみんなと一緒に過ごす時間は本当に幸せで、充実していて楽しい。
「ん…」
窓側の席に座り、賑やかな車内には我関せずに窓の外を見ていた雲雀は、ふいに肩に重みを感じて隣の幸子を見た。
突然幸子の笑い声が聞こえなくなったなと思っていたが、いつの間にか幸子は雲雀の肩に こてんっと頭を預けたまま気持ち良さそうに寝ているではないか。
旅行で高ぶる気持ちや慣れない屋根の移動などが重なり疲れたのだろう。雲雀はシートと幸子の腰の隙間に手を入れると、そっと幸子の腰を引き寄せた。
とても自然な形で幸子の頭が雲雀の肩から横に滑り落ち、胸の辺りに落ち着く。
雲雀は優しく微笑むと、小さく寝息をたてる幸子の髪に口づけた。
その様子を羨ましそうに眺めていた女子が一人。
「はひー。雲雀さんと幸子ちゃん、とってもハピネスそうで素敵ですー!!」
そして徐に席から立ち上がると、ずんずんと前の方へ歩いて行った。ターゲットは空の旅を終えたばかりの沢田。
「獄寺さーん」
「あ?なんだよ?」
「京子ちゃんが話があるみたいですよ。ハルの席を譲りますからトークしてきたらどうですか?」
「えっ、京子ちゃんが!?」
獄寺以上に反応を示したのは沢田。
「はひ?ツナさん?」
「どうなさったんです、10代目?」
「う、ううん。なんでもないよ…(京子ちゃん、獄寺君に何の話があるんだろう?)…獄寺君、せっかくだから話してきたら?」
「じ、10代目がそうおっしゃるなら…」
獄寺は渋々といった様子で重い腰を上げた。
(ツナさんの隣ゲットー!! グッジョブです、ハル)
心の中でガッツポーズを決め、ハルは嬉々として沢田の隣に着いた。
「ツーナさーん♪」
「な、なんだよハル…」
「ハル、なんだかスリーピングハズカムですー」
こてんっと沢田の肩に頭を乗せようとするが、沢田はいつもの彼とは思えないスピードで身を引いてそれを避けた。
「やだー!照れてるんですか?ツナさん」
「て、照れてるって」
「もー、ツナさんてば照れ屋なんですからー!」
「おい」
一人盛り上がるハルをドスの効いた声が呼ぶ。
沢田とハルの座席の傍に怒りを露にした獄寺が立っていた。
「獄寺さん、怖い顔してどうしたんですか?」
「どうしたじゃねーよ。笹川は俺に話なんてなかったぜ?」
「えっ、そうなんだ」
とまたまた声を出したのは沢田。
「はひ。バレちゃいました?」
「てめー、どういうつもりだ!?」
「いいじゃないですか。ツナさんとハルのラブラブタイムの為に協力して下さい!」
「ラブラブタイム?ざけんな!俺は10代目の右腕として……」
獄寺とハルの言い争いは福岡に着くまで続いたのだった。
群れを嫌う雲雀への感謝と配慮から幸子はあえてこの座席を選んだ。
ここからでもみんなの会話が聞こえてくるし、京子やハルがわざわざお菓子を勧めに来てくれる。それに、笹川が後ろを向いて大声で話しかけてきてくれたりもする(その度に雲雀は不愉快そうにしているが)
雲雀やみんなと一緒に過ごす時間は本当に幸せで、充実していて楽しい。
「ん…」
窓側の席に座り、賑やかな車内には我関せずに窓の外を見ていた雲雀は、ふいに肩に重みを感じて隣の幸子を見た。
突然幸子の笑い声が聞こえなくなったなと思っていたが、いつの間にか幸子は雲雀の肩に こてんっと頭を預けたまま気持ち良さそうに寝ているではないか。
旅行で高ぶる気持ちや慣れない屋根の移動などが重なり疲れたのだろう。雲雀はシートと幸子の腰の隙間に手を入れると、そっと幸子の腰を引き寄せた。
とても自然な形で幸子の頭が雲雀の肩から横に滑り落ち、胸の辺りに落ち着く。
雲雀は優しく微笑むと、小さく寝息をたてる幸子の髪に口づけた。
その様子を羨ましそうに眺めていた女子が一人。
「はひー。雲雀さんと幸子ちゃん、とってもハピネスそうで素敵ですー!!」
そして徐に席から立ち上がると、ずんずんと前の方へ歩いて行った。ターゲットは空の旅を終えたばかりの沢田。
「獄寺さーん」
「あ?なんだよ?」
「京子ちゃんが話があるみたいですよ。ハルの席を譲りますからトークしてきたらどうですか?」
「えっ、京子ちゃんが!?」
獄寺以上に反応を示したのは沢田。
「はひ?ツナさん?」
「どうなさったんです、10代目?」
「う、ううん。なんでもないよ…(京子ちゃん、獄寺君に何の話があるんだろう?)…獄寺君、せっかくだから話してきたら?」
「じ、10代目がそうおっしゃるなら…」
獄寺は渋々といった様子で重い腰を上げた。
(ツナさんの隣ゲットー!! グッジョブです、ハル)
心の中でガッツポーズを決め、ハルは嬉々として沢田の隣に着いた。
「ツーナさーん♪」
「な、なんだよハル…」
「ハル、なんだかスリーピングハズカムですー」
こてんっと沢田の肩に頭を乗せようとするが、沢田はいつもの彼とは思えないスピードで身を引いてそれを避けた。
「やだー!照れてるんですか?ツナさん」
「て、照れてるって」
「もー、ツナさんてば照れ屋なんですからー!」
「おい」
一人盛り上がるハルをドスの効いた声が呼ぶ。
沢田とハルの座席の傍に怒りを露にした獄寺が立っていた。
「獄寺さん、怖い顔してどうしたんですか?」
「どうしたじゃねーよ。笹川は俺に話なんてなかったぜ?」
「えっ、そうなんだ」
とまたまた声を出したのは沢田。
「はひ。バレちゃいました?」
「てめー、どういうつもりだ!?」
「いいじゃないですか。ツナさんとハルのラブラブタイムの為に協力して下さい!」
「ラブラブタイム?ざけんな!俺は10代目の右腕として……」
獄寺とハルの言い争いは福岡に着くまで続いたのだった。