ボンゴレ式修学旅行・改
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次に向かった地は大阪。
『VONGOLA』と書かれた通天閣を見学した一行は、昼食を摂る為 道頓堀へと向かった。
「極限空腹だーっ!」
両の手を頭上に突き上げた笹川が大声を上げた。
「いい匂いだなー」
「大阪っつったら食い倒れの街っス。食いまくりましょう、10代目!」
「うん!」
山本、獄寺、沢田も空腹モードだ。しかし 簡単に空いた腹を満たしてくれるような、そんな甘いボンゴレ式修学旅行ではなかった。
「いくら食ってもいいぞ。…ただし、お前達の昼食代は自分で払ってもらうからな」
「えー!? お金なんて持ってきてないよー!」
すぐに沢田の悲鳴が上がった。それを予期していたようにリボーンは、近くの飲食店の入口に貼られたチラシを指した。
「だったらこれも社会勉強だ。バイトでもして稼ぐんだな」
「アルバイト?」
―――――‥‥
「さあ、いらっしゃい いらっしゃい!うどんにたこ焼き、極限うまいぞー!!」
呼び込みをする笹川の極限大きな声が店内にまで響く中、雲雀と幸子はカウンターに座り、たこ焼きとお好み焼きの昼食を仲良くとっていた。
「うるさいな」
「ま、まあ 放課後の部活動だと思えばそんなに気にならないよ」
「並中なら間違いなく校則違反だ」
笹川の大声に機嫌を損ねかけている雲雀にフォローを入れたつもりが、若干火に油を注いでしまった。
「そ、それより早くお好み焼き焼けないかな~…」
これ以上の悪化を怖れ、幸子は目の前の鉄板でじゅうじゅうと美味しそうに焼かれているお好み焼きに話題をすり替えた。
「ユキコ ユキコ」
「ヒバード、もうすぐ焼けるから待っててね」
腹が空いたのか、雲雀の肩に停まっていたヒバードがちょこんと幸子の肩に移ってきた。
「ん、でも、ヒバードってお好み焼き食べるのかな…?」
「さあね。それより いつまでそれを眺めているつもり?放っておいても焼けるんだから、こっちを食べなよ」
「あっ、うんっ。ありがとう」
雲雀に勧められるままたこ焼きを食べる。
大阪という土地柄か、雲雀と食べているからか、やはり本場のたこ焼きはとてもおいしい。
「おいしい!」
コロコロ変わる幸子の表情を見ながら、その横で黙々とたこ焼きを食べていた雲雀は、店内が騒がしいのは笹川のせいだけではない事に気づく。
「早く食いたいびょん!!」
「……犬、落ち着け」
どこかで見た面子がカウンターの向こうで大騒ぎしていたのだ。
「!」
ふと その中に骸の姿を見かけたような気がして、雲雀はもう一度彼らに目を向けた。
しかしそこに骸がいるはずはなく。鞄を大事そうに抱えた少女が座っているだけだった。
「……」
「恭弥、どうしたの?」
そんな雲雀の様子に気づいた幸子が、雲雀の視線の先を見て嬉しそうな声を上げた。
「あーっ、クロームちゃん!」
「…幸子……?」
カウンターにいたのは黒曜の三人組だった。
「リボーン君から来ないって聞いてたけど…クロームちゃん達も旅行に来てたんだね!」
「…千種と、犬と…旅行に来たの」
「そっかぁ。クロームちゃんに逢えて嬉しい」
「…私も…」
クロームは照れているのか頬を赤く染めている。
「おいブス女!俺達に気安く話しかけんなびょん!」
そのやりとりが面白くないと言うように、城島が幸子をギロリと睨み付けた。
「あ、ご、ごめ……」
「ブス?」
謝ろうとした幸子の言葉を、怒りを含んだ低い声が遮った。
「誰?それ」
「うぎゃああーーっ!」
ドゴーン
雲雀の怒りのトンファーの餌食になった城島は、屋根を突き破り店外に吹っ飛ばされた。
これにて食事タイム終了。
『VONGOLA』と書かれた通天閣を見学した一行は、昼食を摂る為 道頓堀へと向かった。
「極限空腹だーっ!」
両の手を頭上に突き上げた笹川が大声を上げた。
「いい匂いだなー」
「大阪っつったら食い倒れの街っス。食いまくりましょう、10代目!」
「うん!」
山本、獄寺、沢田も空腹モードだ。しかし 簡単に空いた腹を満たしてくれるような、そんな甘いボンゴレ式修学旅行ではなかった。
「いくら食ってもいいぞ。…ただし、お前達の昼食代は自分で払ってもらうからな」
「えー!? お金なんて持ってきてないよー!」
すぐに沢田の悲鳴が上がった。それを予期していたようにリボーンは、近くの飲食店の入口に貼られたチラシを指した。
「だったらこれも社会勉強だ。バイトでもして稼ぐんだな」
「アルバイト?」
―――――‥‥
「さあ、いらっしゃい いらっしゃい!うどんにたこ焼き、極限うまいぞー!!」
呼び込みをする笹川の極限大きな声が店内にまで響く中、雲雀と幸子はカウンターに座り、たこ焼きとお好み焼きの昼食を仲良くとっていた。
「うるさいな」
「ま、まあ 放課後の部活動だと思えばそんなに気にならないよ」
「並中なら間違いなく校則違反だ」
笹川の大声に機嫌を損ねかけている雲雀にフォローを入れたつもりが、若干火に油を注いでしまった。
「そ、それより早くお好み焼き焼けないかな~…」
これ以上の悪化を怖れ、幸子は目の前の鉄板でじゅうじゅうと美味しそうに焼かれているお好み焼きに話題をすり替えた。
「ユキコ ユキコ」
「ヒバード、もうすぐ焼けるから待っててね」
腹が空いたのか、雲雀の肩に停まっていたヒバードがちょこんと幸子の肩に移ってきた。
「ん、でも、ヒバードってお好み焼き食べるのかな…?」
「さあね。それより いつまでそれを眺めているつもり?放っておいても焼けるんだから、こっちを食べなよ」
「あっ、うんっ。ありがとう」
雲雀に勧められるままたこ焼きを食べる。
大阪という土地柄か、雲雀と食べているからか、やはり本場のたこ焼きはとてもおいしい。
「おいしい!」
コロコロ変わる幸子の表情を見ながら、その横で黙々とたこ焼きを食べていた雲雀は、店内が騒がしいのは笹川のせいだけではない事に気づく。
「早く食いたいびょん!!」
「……犬、落ち着け」
どこかで見た面子がカウンターの向こうで大騒ぎしていたのだ。
「!」
ふと その中に骸の姿を見かけたような気がして、雲雀はもう一度彼らに目を向けた。
しかしそこに骸がいるはずはなく。鞄を大事そうに抱えた少女が座っているだけだった。
「……」
「恭弥、どうしたの?」
そんな雲雀の様子に気づいた幸子が、雲雀の視線の先を見て嬉しそうな声を上げた。
「あーっ、クロームちゃん!」
「…幸子……?」
カウンターにいたのは黒曜の三人組だった。
「リボーン君から来ないって聞いてたけど…クロームちゃん達も旅行に来てたんだね!」
「…千種と、犬と…旅行に来たの」
「そっかぁ。クロームちゃんに逢えて嬉しい」
「…私も…」
クロームは照れているのか頬を赤く染めている。
「おいブス女!俺達に気安く話しかけんなびょん!」
そのやりとりが面白くないと言うように、城島が幸子をギロリと睨み付けた。
「あ、ご、ごめ……」
「ブス?」
謝ろうとした幸子の言葉を、怒りを含んだ低い声が遮った。
「誰?それ」
「うぎゃああーーっ!」
ドゴーン
雲雀の怒りのトンファーの餌食になった城島は、屋根を突き破り店外に吹っ飛ばされた。
これにて食事タイム終了。