ボンゴレ式修学旅行・改
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リボーンと京子に見送られ応接室にやって来た幸子は、早速雲雀を口説きにかかる。
「修学旅行?」
「うん。ボンゴレファミリーの修学旅行。リボーン君に誘われたんだっ」
「赤ん坊に…?」
リボーンの名が飛び出した事で雲雀はほんの少し興味を示したように見えた。
「日本一周旅行なんだって!すごいよねっ」
「………」
雲雀は黙って話を聞いている。
更に興味をひいた…の、だろうか。
「みんなで旅行なんて楽しそうじゃない?リボーン君も来るんだよっ」
トドメにリボーンの名前を出した。これで雲雀は修学旅行に来たいと思うはず。
「だから恭弥も…」
「やだ」
やはりたった二文字で説得終了。
雲雀が黙って聞いていたのは修学旅行に興味を持ったから…幸子はそう考えていたが、違う。
雲雀からしてみれば、リボーンが幸子を誘ったと聞いた時点でその意図などお見通しなのだ。
リボーンは雲の守護者として雲雀が修学旅行に参加する事を望んでいる。そして恋人である幸子もまた、リボーンの中ではファミリーの一員なのだろう。
つまり2人揃って参加させる事がリボーンの目的。
「見え透いてるね……赤ん坊」
自分はボンゴレとやらの一員になるつもりなど毛頭ない。
「………」
やはり雲雀に断られてしまった。しかし今回はここで諦める幸子ではない。
「行こうよー!絶対楽しいから!それに……」
恭弥と一緒に旅行したい。
なんだか気恥ずかしくて、幸子は言葉を呑み込んだ。しかしそれを見逃す雲雀ではなかった。
「それに…なに?」
「な、なんでもない」
「幸子」
恥ずかしさにふいと目を逸らせば、雲雀は幸子の顎を持ち上げてこちらを向かせた。
吐息がかかる程に近づけられた顔。こうなると正直に話すまで雲雀は解放してくれないだろう。幸子は益々気恥ずかしくなるのを感じた。
「それに……」
「それに?」
「き、恭弥と一緒に旅行したいなっ…て」
ああ、言ってしまった。恥ずかしい…。
雲雀はそのまま顔を近づけると、頬染める幸子の唇に触れるだけのキスを落とした。
「幸子は僕と旅行に行きたいんだ」
「う、うん…っ」
「ふうん」
と不敵な笑みを浮かべた雲雀。
言ってしまえば恥ずかしさも半減し、逆に誘いやすくなったりもする訳で。
「ねぇ、行こう?恭弥と一緒にいろんなもの観たり、おいしいもの食べたりしたいよ」
「僕と一緒に温泉に入ったり、ひとつの布団で寝たりしたいのかい?」
「っ…な、なんでそうなるの…っ」
「一緒に旅行するならそうなるでしょ」
「……っ」
雲雀の見せた不敵な笑いの意味が判った。
2人きりの旅行ならまだしも、修学旅行でそんな展開は非常に困る。…雲雀なら本当に実行しそうだ。
「……恭弥は欠席ね。私、一人で参加する…」
「行かせないよ」
「やっ。行きたいもん!」
珍しく幸子がごねた。
「大体、その修学旅行には誰が参加するんだい?」
「えっ?リボーン君と京子ちゃんとハルちゃん」
「他には?」
「沢田君と山本君と獄寺君と……。あっ、笹川君も参加するって京子ちゃんが言ってたよ」
はー…と雲雀が溜め息をついた。
「僕も行くよ」
「恭弥!?」
そんな連中の集まる修学旅行に幸子を一人で行かせる訳にはいかない。しかも泊まりでなんて、もっての外だ。
「えっ?いいの?」
「何度も言わせないで」
「やった!ありがとうっ。恭弥」
難攻不落の雲雀が今日は自分から行くと言い出した。
不思議な事もあるものだと思いつつ、やはり幸子は嬉しさを隠しきれなかった。
雲雀やみんなと旅行…とても楽しみだ。一体どうなるのだろう。
「修学旅行?」
「うん。ボンゴレファミリーの修学旅行。リボーン君に誘われたんだっ」
「赤ん坊に…?」
リボーンの名が飛び出した事で雲雀はほんの少し興味を示したように見えた。
「日本一周旅行なんだって!すごいよねっ」
「………」
雲雀は黙って話を聞いている。
更に興味をひいた…の、だろうか。
「みんなで旅行なんて楽しそうじゃない?リボーン君も来るんだよっ」
トドメにリボーンの名前を出した。これで雲雀は修学旅行に来たいと思うはず。
「だから恭弥も…」
「やだ」
やはりたった二文字で説得終了。
雲雀が黙って聞いていたのは修学旅行に興味を持ったから…幸子はそう考えていたが、違う。
雲雀からしてみれば、リボーンが幸子を誘ったと聞いた時点でその意図などお見通しなのだ。
リボーンは雲の守護者として雲雀が修学旅行に参加する事を望んでいる。そして恋人である幸子もまた、リボーンの中ではファミリーの一員なのだろう。
つまり2人揃って参加させる事がリボーンの目的。
「見え透いてるね……赤ん坊」
自分はボンゴレとやらの一員になるつもりなど毛頭ない。
「………」
やはり雲雀に断られてしまった。しかし今回はここで諦める幸子ではない。
「行こうよー!絶対楽しいから!それに……」
恭弥と一緒に旅行したい。
なんだか気恥ずかしくて、幸子は言葉を呑み込んだ。しかしそれを見逃す雲雀ではなかった。
「それに…なに?」
「な、なんでもない」
「幸子」
恥ずかしさにふいと目を逸らせば、雲雀は幸子の顎を持ち上げてこちらを向かせた。
吐息がかかる程に近づけられた顔。こうなると正直に話すまで雲雀は解放してくれないだろう。幸子は益々気恥ずかしくなるのを感じた。
「それに……」
「それに?」
「き、恭弥と一緒に旅行したいなっ…て」
ああ、言ってしまった。恥ずかしい…。
雲雀はそのまま顔を近づけると、頬染める幸子の唇に触れるだけのキスを落とした。
「幸子は僕と旅行に行きたいんだ」
「う、うん…っ」
「ふうん」
と不敵な笑みを浮かべた雲雀。
言ってしまえば恥ずかしさも半減し、逆に誘いやすくなったりもする訳で。
「ねぇ、行こう?恭弥と一緒にいろんなもの観たり、おいしいもの食べたりしたいよ」
「僕と一緒に温泉に入ったり、ひとつの布団で寝たりしたいのかい?」
「っ…な、なんでそうなるの…っ」
「一緒に旅行するならそうなるでしょ」
「……っ」
雲雀の見せた不敵な笑いの意味が判った。
2人きりの旅行ならまだしも、修学旅行でそんな展開は非常に困る。…雲雀なら本当に実行しそうだ。
「……恭弥は欠席ね。私、一人で参加する…」
「行かせないよ」
「やっ。行きたいもん!」
珍しく幸子がごねた。
「大体、その修学旅行には誰が参加するんだい?」
「えっ?リボーン君と京子ちゃんとハルちゃん」
「他には?」
「沢田君と山本君と獄寺君と……。あっ、笹川君も参加するって京子ちゃんが言ってたよ」
はー…と雲雀が溜め息をついた。
「僕も行くよ」
「恭弥!?」
そんな連中の集まる修学旅行に幸子を一人で行かせる訳にはいかない。しかも泊まりでなんて、もっての外だ。
「えっ?いいの?」
「何度も言わせないで」
「やった!ありがとうっ。恭弥」
難攻不落の雲雀が今日は自分から行くと言い出した。
不思議な事もあるものだと思いつつ、やはり幸子は嬉しさを隠しきれなかった。
雲雀やみんなと旅行…とても楽しみだ。一体どうなるのだろう。