雲の守護者 雲雀恭弥
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゆっくりと爆風が晴れる。
徐々に視界が開けると、その中心にふたつの影が確認できた。
紛れもない。それは――‥
「恭弥!木場谷君!!」
両者とも制服はあちこち破け、顔や腕に多少の擦り傷を作ってはいたものの、どうやら無事のようだ。
ホッとしたのも束の間、両者の間に漂う空気を感じ、幸子は慌てて駆け出した。
荒い呼吸を繰り返しながら視界をぶつけあっている雲雀と木場谷はまだ戦う気でいるように感じたからだ。
「恭弥っ!!」
雲雀と木場谷の間に割って入った幸子は、これ以上戦って欲しくないとばかりに、人目を憚る事なく雲雀に抱きついてきた。心配が頂点に達しているのだろう。
「幸子、どいてて。まだ決着はついてない」
「いや。決着はついたぜ、恭弥」
「!……」
首に腕を巻きつけて離れない幸子の背中に片手を回して抱いたまま、雲雀は声を発した人物を見上げた。
立っていたのはディーノとリボーン。その後ろに沢田とボンゴレ守護者達が集う。
「この試合は引き分けだ」
「引き分けって……じゃあ雲の守護者はどーすんだよ!?」
「ツナ お前が選べ。お前の守護者だからな」
「お、お前っ!? こんな時だけオレに後始末させんのズルいぞ!!」
バキッと沢田の顎にリボーンの蹴りがヒットした。
「いってー!な、何すんだよリボーン!!」
「生意気言ってねーでさっさとどっちか選べ。ダメツナ」
「その必要はないよ」
そのやりとりを見ていた木場谷が口を開いた。
「俺が辞退するからね。だから…ボンゴレ雲の守護者は君のままだ。雲雀君」
「……フン」
不服だと言うように雲雀が鼻を鳴らした。
ようやく今回の一連の件の種明かしがされる。
徐々に視界が開けると、その中心にふたつの影が確認できた。
紛れもない。それは――‥
「恭弥!木場谷君!!」
両者とも制服はあちこち破け、顔や腕に多少の擦り傷を作ってはいたものの、どうやら無事のようだ。
ホッとしたのも束の間、両者の間に漂う空気を感じ、幸子は慌てて駆け出した。
荒い呼吸を繰り返しながら視界をぶつけあっている雲雀と木場谷はまだ戦う気でいるように感じたからだ。
「恭弥っ!!」
雲雀と木場谷の間に割って入った幸子は、これ以上戦って欲しくないとばかりに、人目を憚る事なく雲雀に抱きついてきた。心配が頂点に達しているのだろう。
「幸子、どいてて。まだ決着はついてない」
「いや。決着はついたぜ、恭弥」
「!……」
首に腕を巻きつけて離れない幸子の背中に片手を回して抱いたまま、雲雀は声を発した人物を見上げた。
立っていたのはディーノとリボーン。その後ろに沢田とボンゴレ守護者達が集う。
「この試合は引き分けだ」
「引き分けって……じゃあ雲の守護者はどーすんだよ!?」
「ツナ お前が選べ。お前の守護者だからな」
「お、お前っ!? こんな時だけオレに後始末させんのズルいぞ!!」
バキッと沢田の顎にリボーンの蹴りがヒットした。
「いってー!な、何すんだよリボーン!!」
「生意気言ってねーでさっさとどっちか選べ。ダメツナ」
「その必要はないよ」
そのやりとりを見ていた木場谷が口を開いた。
「俺が辞退するからね。だから…ボンゴレ雲の守護者は君のままだ。雲雀君」
「……フン」
不服だと言うように雲雀が鼻を鳴らした。
ようやく今回の一連の件の種明かしがされる。