雲の守護者 雲雀恭弥
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―――――‥‥
体がふわふわと浮遊感を感じる。
覚醒しかけてもまた沈む意識。そんな状態を繰り返しながら幸子は目を覚ました。
「夢……?」
キユに導かれるように色々な場所を行く、そんな夢。単調であるが、とても穏やかで心地好い夢だった。
指に感じる滑るような感触で、自分がシーツの上…ベッドに寝ているのだと解った。
(いつの間に帰って来たんだろ…?)
そんな事を考えながら、うっすらと目を開けた幸子は違和感に気づく。
見慣れない天井。
それは一重に、ここが幸子の部屋ではないと語っていた。
「ここは…?」
ガバッと起き上がり、キョロキョロと辺りを伺う。どうやらホテルの一室らしい。しかもかなり高級そうなホテルだ。
「今何時かな…」
ベッド脇に配置されたアンティークの机の上。ティーセットの横に置かれた時計を見る。時刻は14時を少しすぎた所だった。
並盛神社に15時。
頭の中に、そんな情報が浮かぶ。
「恭弥…木場谷君…!」
幸子は呟き、バッとベッドから立ち上がった。