雲の守護者 雲雀恭弥
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「時間だ」
リボーンが静かに時を告げた。
「不戦勝…みたいだね」
木場谷が指に停まっていたキユを肩に誘導しながら言った。
「待って下さい!ヒバリさんは絶対に来ます!!」
沢田が叫んだ。
阻止しなくてはならない。雲の守護者という地位などではなく、雲雀が彼女を奪われることを。反射的にそう感じたのだ。
「守護者の件はともかく、ヒバリさんが幸子さんを誰かに渡すはずありません!」
「うるせーぞ、ダメツナ」
リボーンがぴしゃりと沢田を制した。全員がリボーンを注目する。
「ボスであるオメーが候補者を贔屓してどうする」
「ひ、贔屓なんてしてないだろ!」
「一方に肩入れする…それが贔屓じゃなくて何だってんだ。偏った考え方をするな。ボスたる者、常に公平でなければならねー」
「俺は構わないよ。彼らと雲雀君にはそれだけ歴史があるんだ。情が移るのは仕方ない」
「情?」
頭上で声がした。
一同が天を仰ぐ。並盛神社の屋根から陽の光を浴びた雲雀が、バッと身を踊らせた。
「ヒバリさん!!」
ダンッと地面に着地した雲雀が、木場谷に向かい合うように一歩進む。
「言っておくけど、僕には彼らに対する情なんてないよ」
「ふふ…相変わらず素直じゃないね」
木場谷がクスッと笑う。
「それならどうしてここに来たのかな?その理由こそが、君が雲の守護者を自覚している証拠だろ?」
「僕がここに来た理由はひとつ」
ちらりと一瞬だけ青灰色の瞳が幸子を映し、すぐに鋭い視線が木場谷を捉えた。
「木場谷氷里。君の行動は目にあまる。風紀委員長として僕が制裁を加えよう」
トンファーを構えたままで視線をリボーンに移す。
「赤ん坊、今回だけは この悪ふざけに付き合ってあげるよ」
「理由は問わねー。お前が自らの意志でここに来た。それだけで充分だ」
「フン」
本来ならばこんな茶番に付き合う気はないが……今回だけは別だ。
幸子を巻き込んだ事を許す訳にはいかない。
「勝者が雲の守護者だ!」
リボーンが大空に向けて銃を放った。
リボーンが静かに時を告げた。
「不戦勝…みたいだね」
木場谷が指に停まっていたキユを肩に誘導しながら言った。
「待って下さい!ヒバリさんは絶対に来ます!!」
沢田が叫んだ。
阻止しなくてはならない。雲の守護者という地位などではなく、雲雀が彼女を奪われることを。反射的にそう感じたのだ。
「守護者の件はともかく、ヒバリさんが幸子さんを誰かに渡すはずありません!」
「うるせーぞ、ダメツナ」
リボーンがぴしゃりと沢田を制した。全員がリボーンを注目する。
「ボスであるオメーが候補者を贔屓してどうする」
「ひ、贔屓なんてしてないだろ!」
「一方に肩入れする…それが贔屓じゃなくて何だってんだ。偏った考え方をするな。ボスたる者、常に公平でなければならねー」
「俺は構わないよ。彼らと雲雀君にはそれだけ歴史があるんだ。情が移るのは仕方ない」
「情?」
頭上で声がした。
一同が天を仰ぐ。並盛神社の屋根から陽の光を浴びた雲雀が、バッと身を踊らせた。
「ヒバリさん!!」
ダンッと地面に着地した雲雀が、木場谷に向かい合うように一歩進む。
「言っておくけど、僕には彼らに対する情なんてないよ」
「ふふ…相変わらず素直じゃないね」
木場谷がクスッと笑う。
「それならどうしてここに来たのかな?その理由こそが、君が雲の守護者を自覚している証拠だろ?」
「僕がここに来た理由はひとつ」
ちらりと一瞬だけ青灰色の瞳が幸子を映し、すぐに鋭い視線が木場谷を捉えた。
「木場谷氷里。君の行動は目にあまる。風紀委員長として僕が制裁を加えよう」
トンファーを構えたままで視線をリボーンに移す。
「赤ん坊、今回だけは この悪ふざけに付き合ってあげるよ」
「理由は問わねー。お前が自らの意志でここに来た。それだけで充分だ」
「フン」
本来ならばこんな茶番に付き合う気はないが……今回だけは別だ。
幸子を巻き込んだ事を許す訳にはいかない。
「勝者が雲の守護者だ!」
リボーンが大空に向けて銃を放った。