雲の守護者 雲雀恭弥
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当日 並盛神社――‥
リボーンとディーノ。
それにボンゴレボス候補である沢田と嵐 雨 晴の3人の守護者達が、立会人として集った。
「木場谷ではないか!? お前がもう一人の雲の守護者候補だったのか!!」
晴の守護者である笹川了平が、先に現れた雲の守護者候補を指差して叫んだ。
「お兄さん 知り合いなんですか!?」
「知り合いも何も、我が友我がクラスメートだぞ!」
「ええっ!? 並中生がヒバリさんに戦いを挑むの!?」
他校ならともかく、並中生で最強の風紀委員長を敵に回そうとする人がいようとは…なんという命知らず。
「ツナ知らねーのか?木場谷先輩って生徒会執行部の副会長だぜ」
動揺しまくる沢田に、山本が注釈をつけた。そんなボンゴレファミリーに向かい、木場谷は柔らかく微笑んでみせる。
「ふふ…笹川以外は逢うのは初めてだよね。俺は木場谷氷里。よろしく」
「チッ、いけすかねー野郎だぜ」
そんな木場谷をギロリと一睨みした獄寺は、わざと聞こえるように言った。
「き…聞こえちゃうよ、獄寺君」
「当然です!聞こえるよーに言ってるんスから」
「ふふ…元気いいんだね」
挑発にのってこないその余裕にカチンときて、獄寺は思わず声を荒げる。
「大体なんでテメーが幸子と一緒なんだッ!?」
そう、何故か木場谷の隣には幸子の姿…。
ツッこんだ獄寺は元より、それは沢田達にとっても疑問であった。
「妬いているのかな?」
「んなッ!? そ、そーいう話じゃねー!幸子を巻き込むなって言ってんだ!!」
顔を真っ赤にして激怒する獄寺を、木場谷の群青より深い瞳が映した。
「木梨さんが立ち会うのは、彼女にとって当然の権利だよ」
「だから何で……!!」
「雲雀君か俺。雲の守護者に選ばれた者の腕に木梨さんは抱かれることになるんだ」
「だ、抱か……ッ!?」
かぁああ…と更に赤くなる獄寺。何を想像してしまったのか。
「お前、幸子に何か吹き込んだのか?」
ディーノが険しい表情で問いつめるも、木場谷は涼しい笑みを返すだけだった。
「それより、そろそろ時間だ」
リボーンは意図的にか話題を変える。
時計の針はもうすぐ15時をさそうとしていた。
「リボーンさん、時間内にヒバリが来なかったらどーなるんですか?」
「それがヒバリの意思表示とみなし、失格とする」
「えっ!? そ、それってつまり…」
「ツナ。オメーの雲の守護者は、ここにいる木場谷になるってコトだぞ」
解ってはいたものの、言葉にされると急に現実味を帯びてくる。
沢田は幸子を見た。さっきから無言で俯いている彼女も、雲雀を信じてここに来たに違いない。
「ヒバリさん…」
沢田は祈るような想いで呟くと、並盛神社入口を見つめた。
リボーンとディーノ。
それにボンゴレボス候補である沢田と嵐 雨 晴の3人の守護者達が、立会人として集った。
「木場谷ではないか!? お前がもう一人の雲の守護者候補だったのか!!」
晴の守護者である笹川了平が、先に現れた雲の守護者候補を指差して叫んだ。
「お兄さん 知り合いなんですか!?」
「知り合いも何も、我が友我がクラスメートだぞ!」
「ええっ!? 並中生がヒバリさんに戦いを挑むの!?」
他校ならともかく、並中生で最強の風紀委員長を敵に回そうとする人がいようとは…なんという命知らず。
「ツナ知らねーのか?木場谷先輩って生徒会執行部の副会長だぜ」
動揺しまくる沢田に、山本が注釈をつけた。そんなボンゴレファミリーに向かい、木場谷は柔らかく微笑んでみせる。
「ふふ…笹川以外は逢うのは初めてだよね。俺は木場谷氷里。よろしく」
「チッ、いけすかねー野郎だぜ」
そんな木場谷をギロリと一睨みした獄寺は、わざと聞こえるように言った。
「き…聞こえちゃうよ、獄寺君」
「当然です!聞こえるよーに言ってるんスから」
「ふふ…元気いいんだね」
挑発にのってこないその余裕にカチンときて、獄寺は思わず声を荒げる。
「大体なんでテメーが幸子と一緒なんだッ!?」
そう、何故か木場谷の隣には幸子の姿…。
ツッこんだ獄寺は元より、それは沢田達にとっても疑問であった。
「妬いているのかな?」
「んなッ!? そ、そーいう話じゃねー!幸子を巻き込むなって言ってんだ!!」
顔を真っ赤にして激怒する獄寺を、木場谷の群青より深い瞳が映した。
「木梨さんが立ち会うのは、彼女にとって当然の権利だよ」
「だから何で……!!」
「雲雀君か俺。雲の守護者に選ばれた者の腕に木梨さんは抱かれることになるんだ」
「だ、抱か……ッ!?」
かぁああ…と更に赤くなる獄寺。何を想像してしまったのか。
「お前、幸子に何か吹き込んだのか?」
ディーノが険しい表情で問いつめるも、木場谷は涼しい笑みを返すだけだった。
「それより、そろそろ時間だ」
リボーンは意図的にか話題を変える。
時計の針はもうすぐ15時をさそうとしていた。
「リボーンさん、時間内にヒバリが来なかったらどーなるんですか?」
「それがヒバリの意思表示とみなし、失格とする」
「えっ!? そ、それってつまり…」
「ツナ。オメーの雲の守護者は、ここにいる木場谷になるってコトだぞ」
解ってはいたものの、言葉にされると急に現実味を帯びてくる。
沢田は幸子を見た。さっきから無言で俯いている彼女も、雲雀を信じてここに来たに違いない。
「ヒバリさん…」
沢田は祈るような想いで呟くと、並盛神社入口を見つめた。