雲の守護者 雲雀恭弥
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いつもなら幸子の笑い声が響く応接室も、今日は静まり返っていた。
革貼りのソファーに座り、背もたれに片腕を投げた雲雀は、暮れかけた空を眺めていた。
コンコン…
とノック音が響き、ドアが開いた。
「いよいよ明日だね、雲雀君」
現れた木場谷が開口一番告げた。雲雀は彼を一瞥して短く応える。
「僕は行く気はないよ」
「それは全てを譲ってくれるという事でいいのかな?雲の守護者の地位も……木梨さんも」
「君、懲りないね」
スッとトンファーを構えて立ち上がった雲雀が僅かに目を開く。木場谷の隣には幸子が立っていた。
「…なんのつもり?」
「木梨さんは全部知っている」
「……!」
「そして真の雲の守護者の恋人になる事を了承してくれた」
「……」
雲雀は黙ったまま木場谷と幸子を交互に見つめた。
「待ってるから…」
幸子はそんな雲雀の視線を避けるように、ただ一言言い残して退室した。
「ふふ…明日が楽しみだね」
木場谷が場に不似合いな爽やかな笑顔を浮かべて言った。
革貼りのソファーに座り、背もたれに片腕を投げた雲雀は、暮れかけた空を眺めていた。
コンコン…
とノック音が響き、ドアが開いた。
「いよいよ明日だね、雲雀君」
現れた木場谷が開口一番告げた。雲雀は彼を一瞥して短く応える。
「僕は行く気はないよ」
「それは全てを譲ってくれるという事でいいのかな?雲の守護者の地位も……木梨さんも」
「君、懲りないね」
スッとトンファーを構えて立ち上がった雲雀が僅かに目を開く。木場谷の隣には幸子が立っていた。
「…なんのつもり?」
「木梨さんは全部知っている」
「……!」
「そして真の雲の守護者の恋人になる事を了承してくれた」
「……」
雲雀は黙ったまま木場谷と幸子を交互に見つめた。
「待ってるから…」
幸子はそんな雲雀の視線を避けるように、ただ一言言い残して退室した。
「ふふ…明日が楽しみだね」
木場谷が場に不似合いな爽やかな笑顔を浮かべて言った。