雲の守護者 雲雀恭弥
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幸子は気になっていた。
登校時の事である。
珍しく雲雀から連絡があり一緒に登校した。
「ヒバリ!!」
背後から聞こえた大声にびっくりして飛び上がる。振り返ると、案の定そこには笹川了平がいた。
目にはメラメラと炎が燃え上がり、なんだかいつも以上に熱い。
「いよいよ決まったようだな!!」
「決まった…?」
ずずいと詰めよってきた笹川の言葉を繰り返す。雲雀はほんの一瞬鋭い視線を笹川に向け、煩わしそうに口を開いた。
「うるさいよ。少し黙ってくれる?」
「こんな極限大事な時に黙ってなどいられるか!ヒバリ!!俺で良ければいつでも修行相手になるぞ!」
「ね、ねえ 笹川君」
たまらず話に割って入ると、拳を握りしめた笹川が幸子を見た。
「木梨!お前も心配はあるだろうが、しっかりとヒバリをサポートしてやってくれ!」
「サポート!?」
「行くよ」
聞き返そうとすると腕を掴まれた。ぐいっと強く引かれれば、笹川を置いたまま足は勝手に動き出す。
「待たんか ヒバリ!!」
笹川の大声が2人を追って辺りに響いた。
一体何が決まったのか。謎は深まるばかりである。
新たな戦い――かもしれない。
笹川は修行相手になるとも言っていた。それなら幸子が"心配"しながらも"サポート"する事に納得がいく。
(あーもう、分かんないなぁ)
通学路に置き去りにしてきた笹川が教室に現れた時、それとなく聞いてみたのだが笹川は、
「週末に開催される腕相撲大会の話だ」
などと、とぼけた返事をするだけだった。
あれこれ考えている内にあっと言う間に昼休みになってしまい、幸子はランチバックを持って席を立った。
(恭弥は教えてはくれないんだろうな…)
深いため息をつきながら、幸子は教室を後にした。
登校時の事である。
珍しく雲雀から連絡があり一緒に登校した。
「ヒバリ!!」
背後から聞こえた大声にびっくりして飛び上がる。振り返ると、案の定そこには笹川了平がいた。
目にはメラメラと炎が燃え上がり、なんだかいつも以上に熱い。
「いよいよ決まったようだな!!」
「決まった…?」
ずずいと詰めよってきた笹川の言葉を繰り返す。雲雀はほんの一瞬鋭い視線を笹川に向け、煩わしそうに口を開いた。
「うるさいよ。少し黙ってくれる?」
「こんな極限大事な時に黙ってなどいられるか!ヒバリ!!俺で良ければいつでも修行相手になるぞ!」
「ね、ねえ 笹川君」
たまらず話に割って入ると、拳を握りしめた笹川が幸子を見た。
「木梨!お前も心配はあるだろうが、しっかりとヒバリをサポートしてやってくれ!」
「サポート!?」
「行くよ」
聞き返そうとすると腕を掴まれた。ぐいっと強く引かれれば、笹川を置いたまま足は勝手に動き出す。
「待たんか ヒバリ!!」
笹川の大声が2人を追って辺りに響いた。
一体何が決まったのか。謎は深まるばかりである。
新たな戦い――かもしれない。
笹川は修行相手になるとも言っていた。それなら幸子が"心配"しながらも"サポート"する事に納得がいく。
(あーもう、分かんないなぁ)
通学路に置き去りにしてきた笹川が教室に現れた時、それとなく聞いてみたのだが笹川は、
「週末に開催される腕相撲大会の話だ」
などと、とぼけた返事をするだけだった。
あれこれ考えている内にあっと言う間に昼休みになってしまい、幸子はランチバックを持って席を立った。
(恭弥は教えてはくれないんだろうな…)
深いため息をつきながら、幸子は教室を後にした。