雲の守護者 雲雀恭弥
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「恭弥っ!……あ、あれっ!?」
雲雀を心配し、真っ先に応接室に飛び込んだ幸子だったが、室内の様子に拍子抜けしてしまう。
あれだけの爆音がしたにも関わらず、応接室にはペン一本落ちた形跡がない。
幸子のすぐ前方に背を向けて立つ木場谷と、トンファーを構えた雲雀が睨みあっているだけだった。
「何があったの…?」
「何も」
おずおずと尋ねてくる幸子に、トンファーを仕舞いながら素っ気なく答える雲雀。
「何もって……!」
「幸子、まずは日誌を置いて来ちまったらどーだ?」
言い返そうとした幸子の肩をポンと叩きながら、ディーノが諭すように優しく言った。
「それがいいな。幸子、そーしろ」
「う、うん…」
リボーンにも促され、幸子は納得いかないながらも引き下がった。そして雲雀と木場谷をチラリと見、応接室を退室した。
バタン――‥とドアが閉まったのを確認すると、額と腰に手を充てたディーノがハァと盛大に息を吐いた。
「よくもまあ これだけ派手にやったな」
散らばる書類、割れた鉢植えに倒れた椅子。
めちゃくちゃに荒れた応接室は、雲雀と木場谷のぶつかり合いの激しさを物語っていた。
「幸子が見たら、確実に気絶してたぞ」
「!」
ひょこっと執務机に飛び乗り惨状を見渡したリボーンの言葉に、雲雀は僅かに眉を動かした。
「…幸子が戻る前に片付けさせるから問題ないよ」
「オメーらが戦うのは今じゃねー。そう焦るな」
雲雀と木場谷を交互に見てリボーンがたしなめる。
「いつ戦うかは僕が自分で決める。指図される覚えはないよ、赤ん坊」
「落ち着けって恭弥」
いきり立つ雲雀をなだめたディーノは、厳しいまなざしを木場谷に向ける。
「お前もだ。いくらなんでもやりすぎだろ」
「全然やりすぎてないよ。ボンゴレ雲の守護者になるって、そういう事でしょ?」
「なっ…!?」
予想外に木場谷が反論してきた事に、ディーノは言葉を失っているようだった。
「2人共いい加減にしろ。ヘナチョコディーノ、オメーもだ」
銃を構えたリボーンがドスの利いた声を出す。
「今日は雲の守護者の件でお前達に通達に来た」
一気に空気が張りつめる。
「3日後15時 並盛神社。勝った者がボンゴレ10代目の雲の守護者だ」
「…何度も言わせないでくれる?僕はそんなものになった覚えはない」
己を雲雀は吐き捨てるように言うと、踵を返して応接室を後にした。
雲の守護者?
そんなもの知らない。
もうこれ以上、彼らと群れるつもりはない。
「ふふ…俺の不戦勝になっちゃったりしてね」
「いや ヒバリは逃げたりしねー。必ず来るぞ」
リボーンが確信を持って応えた。
雲雀を心配し、真っ先に応接室に飛び込んだ幸子だったが、室内の様子に拍子抜けしてしまう。
あれだけの爆音がしたにも関わらず、応接室にはペン一本落ちた形跡がない。
幸子のすぐ前方に背を向けて立つ木場谷と、トンファーを構えた雲雀が睨みあっているだけだった。
「何があったの…?」
「何も」
おずおずと尋ねてくる幸子に、トンファーを仕舞いながら素っ気なく答える雲雀。
「何もって……!」
「幸子、まずは日誌を置いて来ちまったらどーだ?」
言い返そうとした幸子の肩をポンと叩きながら、ディーノが諭すように優しく言った。
「それがいいな。幸子、そーしろ」
「う、うん…」
リボーンにも促され、幸子は納得いかないながらも引き下がった。そして雲雀と木場谷をチラリと見、応接室を退室した。
バタン――‥とドアが閉まったのを確認すると、額と腰に手を充てたディーノがハァと盛大に息を吐いた。
「よくもまあ これだけ派手にやったな」
散らばる書類、割れた鉢植えに倒れた椅子。
めちゃくちゃに荒れた応接室は、雲雀と木場谷のぶつかり合いの激しさを物語っていた。
「幸子が見たら、確実に気絶してたぞ」
「!」
ひょこっと執務机に飛び乗り惨状を見渡したリボーンの言葉に、雲雀は僅かに眉を動かした。
「…幸子が戻る前に片付けさせるから問題ないよ」
「オメーらが戦うのは今じゃねー。そう焦るな」
雲雀と木場谷を交互に見てリボーンがたしなめる。
「いつ戦うかは僕が自分で決める。指図される覚えはないよ、赤ん坊」
「落ち着けって恭弥」
いきり立つ雲雀をなだめたディーノは、厳しいまなざしを木場谷に向ける。
「お前もだ。いくらなんでもやりすぎだろ」
「全然やりすぎてないよ。ボンゴレ雲の守護者になるって、そういう事でしょ?」
「なっ…!?」
予想外に木場谷が反論してきた事に、ディーノは言葉を失っているようだった。
「2人共いい加減にしろ。ヘナチョコディーノ、オメーもだ」
銃を構えたリボーンがドスの利いた声を出す。
「今日は雲の守護者の件でお前達に通達に来た」
一気に空気が張りつめる。
「3日後15時 並盛神社。勝った者がボンゴレ10代目の雲の守護者だ」
「…何度も言わせないでくれる?僕はそんなものになった覚えはない」
己を雲雀は吐き捨てるように言うと、踵を返して応接室を後にした。
雲の守護者?
そんなもの知らない。
もうこれ以上、彼らと群れるつもりはない。
「ふふ…俺の不戦勝になっちゃったりしてね」
「いや ヒバリは逃げたりしねー。必ず来るぞ」
リボーンが確信を持って応えた。