雲の守護者 雲雀恭弥
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「なにしに来たの?」
現れた木場谷にあからさまに不快感を示しながら雲雀が尋ねた。木場谷はそんな雲雀の様子を気にするでもなく、いつもの調子で答えた。
「迎えに来たんだよ」
「なに?」
『セイ』
その時、執務机で休んでいた白い鳥が飛び立った。パタパタと懸命に飛び、落ち着いたのは……木場谷の指の上。
それを見ながら雲雀はおもむろに問いただす。
「"セイ"って何?」
「ふふ…なんだろうね」
「……フン」
「キユは……この鳥は俺の相棒なんだ。保護してくれてありがとう」
「保護した覚えはないよ」
ふいと横を向けば、木場谷が「素直じゃないね」と苦笑したのが分かった。ムッとした雲雀が再び鋭い視線を投げつける。
「ねえ、用が済んだなら出ていってくれる?」
「ふふ…図星だったみたいだね」
「…君とはもう口を聞かない」
ムカッときた雲雀はそう宣言すると、日誌に目を落とした。
「そう言えば…今日お達しがあるみたいだよ」
「……」
「俺達に審判が下される日について、ね」
指先に留まらせたキユを己の肩に誘導しながら木場谷は話を続けた。雲雀は応える事なく黙って日誌を読んでいる。
「もうすぐボンゴレ雲の守護者になれると思うとワクワクするよ。待ちきれないな」
「……」
「ねえ、雲雀君。いっその事 ここで決めてしまおうか?」
「……!」
空気が変わった。
それを敏感に感じとり、顔を上げた雲雀の視界には…いつもと違い勝ち気な笑みを浮かべた木場谷。
「俺達の決着」
雲雀がゆっくりと椅子から立ち上がる。
「いいよ。そろそろ君をぐちゃぐちゃにしたいと思っていた所さ」
不敵な笑みを浮かべた雲雀がトンファーを構えた。
「武器を構えたら?素手で僕に勝つつもり?」
「そうだね。やっぱり素手じゃ辛いかな。なら…これを使おう」
木場谷が制服のポケットから取り出したのは、オモチャのダーツだった。
「そんなものでトンファーに勝てるとでも?」
「確かに一本じゃ無理かもね。でも――」
とオモチャのダーツが紫の炎に包まれる。
「雲属性の特徴は…"増殖"だ」
木場谷の投げた雲の炎を纏うダーツが複数に増殖し、雲雀に襲いかかった。
現れた木場谷にあからさまに不快感を示しながら雲雀が尋ねた。木場谷はそんな雲雀の様子を気にするでもなく、いつもの調子で答えた。
「迎えに来たんだよ」
「なに?」
『セイ』
その時、執務机で休んでいた白い鳥が飛び立った。パタパタと懸命に飛び、落ち着いたのは……木場谷の指の上。
それを見ながら雲雀はおもむろに問いただす。
「"セイ"って何?」
「ふふ…なんだろうね」
「……フン」
「キユは……この鳥は俺の相棒なんだ。保護してくれてありがとう」
「保護した覚えはないよ」
ふいと横を向けば、木場谷が「素直じゃないね」と苦笑したのが分かった。ムッとした雲雀が再び鋭い視線を投げつける。
「ねえ、用が済んだなら出ていってくれる?」
「ふふ…図星だったみたいだね」
「…君とはもう口を聞かない」
ムカッときた雲雀はそう宣言すると、日誌に目を落とした。
「そう言えば…今日お達しがあるみたいだよ」
「……」
「俺達に審判が下される日について、ね」
指先に留まらせたキユを己の肩に誘導しながら木場谷は話を続けた。雲雀は応える事なく黙って日誌を読んでいる。
「もうすぐボンゴレ雲の守護者になれると思うとワクワクするよ。待ちきれないな」
「……」
「ねえ、雲雀君。いっその事 ここで決めてしまおうか?」
「……!」
空気が変わった。
それを敏感に感じとり、顔を上げた雲雀の視界には…いつもと違い勝ち気な笑みを浮かべた木場谷。
「俺達の決着」
雲雀がゆっくりと椅子から立ち上がる。
「いいよ。そろそろ君をぐちゃぐちゃにしたいと思っていた所さ」
不敵な笑みを浮かべた雲雀がトンファーを構えた。
「武器を構えたら?素手で僕に勝つつもり?」
「そうだね。やっぱり素手じゃ辛いかな。なら…これを使おう」
木場谷が制服のポケットから取り出したのは、オモチャのダーツだった。
「そんなものでトンファーに勝てるとでも?」
「確かに一本じゃ無理かもね。でも――」
とオモチャのダーツが紫の炎に包まれる。
「雲属性の特徴は…"増殖"だ」
木場谷の投げた雲の炎を纏うダーツが複数に増殖し、雲雀に襲いかかった。